MPDサーバーのIPv6を無効化して音質向上を図る
少しずつ普及が進んでいる次世代型インターネットプロトコルのIPv6ですが、今回目指しているローカルネットワーク内の音楽再生専用サーバーには不要なので、システムへの負荷を低減して音質向上を図る為、無効化してみました。
タスクバーのネットワークアイコンにマウスオーバーすると、現在のIPアドレスが表示されます。ここには、【STEP-83】で固定化したIPv4のIPアドレスの他にIPv6のIPアドレスも表示されています。
次のコマンドでも、IPアドレスを確認できます。
ifconfig
こちらも、”inet”の表記でIPv4のIPアドレスに併せて”inet6″の表記でIPv6のIPアドレスも表示されています。同時に平行して2つのプロトコルで処理が行われている様子がうかがわれます。
ファイルマネージャを起動して「/etc/modprobe.d」を開き、ipv6.confを右クリックして出てくるメニューから「nano」を選択します。
中身は3行しかありませんが、先ず、3行目の行頭の”#”を削除して改行します。
改行したところへ次の2行を入力します。
options ipv6 disable_ipv6=1 blacklist ipv6
入力したら、(「Ctrl」+「O」) → (「Enter」) → (「Ctrl」+「X」)キーの順で保存して、再起動し設定を反映します。
再起動したら、LXTerminalを起動して、もう一度、IPアドレスを確認します。
ifconfig
今度は、”inet”の表記のIPv4のIPアドレスだけが表示されていて、IPv6のIPアドレスは表示されていませんでした。
タスクバーのネットワークアイコンにマウスオーバーしても、IPv4のIPアドレスだけが表示されて、IPv6のIPアドレスは表示されません。