前回までに日本語化とワークスペースを設定したVisual Studio Codeで、今回は実際にPythonのプログラム ( と言っても1行しかありませんが ) を作って、デバッグした上で実行してみたいと思います。
シンタックスチェッカー"pylint"のインストール
開いたままのタブ「ようこそ」の「×」をクリックして閉じます。
サイドバーのフォルダ”PYTHON”の下に設定ファイルが格納されるフォルダ”.VSCODE”ができているのを確認して、”PYTHON”右のアイコン「新しいファイル」をクリックします。
フォルダ”.VSCODE”の下に同一階層で入力欄が現れるので、プログラム名を入力します。
入力したプログラム名がエディター画面にタブ「hello.py」として開くと同時に、右下に”Linter pylint is not installed”という表示が現れるので、「install」ボタンをクリックします。
画面右下にターミナル画面が現われてシンタックスチェッカー”pylint”のインストールが始まります。途中で、右下に「DOMベースのレンダラーに切り替えますか?」というダイアローグ画面が現れますが「いいえ」ボタンをクリックして閉じます。
Pythonでプログラム作成
“pylint”のインストールが終わったら、画面右上のエディターに”p”と入力します。すると”p”で始まる入力候補の一覧が現れるので”print”を選択します。
続けて、右のように入力してみました。
print hello world
デバッグの実行
画面左端のアクティビティーバーで上から4番目の「デバッグ」アイコンをクリックします。
サイドバーの「デバッグ▶」をクリックしてデバッグを開始します。
デバッグが終わって”SyntaxError:”という表示が現れたので、タブ「問題」をクリックします。
こちらにはエラーコードが表示されるので、右クリックして「メッセージのコピー」を選択します。
エラーの修正
ブラウザを開いて検索窓で右クリックし、「貼り付け」を選択して「検索」ボタンをクリックします。
検索結果から参考になりそうなサイトを右クリックして「新しいタブで開く」を選択します。
“print”の対象に”()”がないと、Python3では動作しないそうです。( 今回のプログラムには””もありませんでしたが )
ご指摘の通りプログラムを修正する為、「Backspace」キーで”hello world”を一旦、削除して”(“と入力すると、自動的に”)”も入力されます。
続けて「”」と入力すると、自動的に「”」も入力されます。下の画像にはキャプチャされませんでしたがカーソルは「(“”)」の中央です。
カーソル位置でもう一度、「hello world」を入力しました。
print ("hello world")
サイドバーの「デバッグ▶」をクリックしてもう一度、デバッグを実行します。
今度は特に問題はなさそうですが、念の為、タブ「問題」をクリックしてみます。
プログラムの実行
タブ「問題」では「現時点でワークスペースの問題は検出されていません。」とあったので、画面右上のエディターで何もないところで右クリックして”ターミナルで Python ファイルを実行”を選択します。
ターミナル画面で”hello.py”が実行され、無事”hello world”の出力が得られました。
メニューバーから「ファイル」→「保存」を選択し、修正したプログラムを保存します。