【STEP-02】Raspberry Piに使用するmicroSDカードのフォーマット

0
2641
SD CARD Fabshop

SDカードフォーマッターでフォーマットする

SDカードフォーマッターでフォーマットする

SDカードは利用する前にフォーマットを行います。一度フォーマットした後にデータを入れてシステムをインストールすることで、自動的にパーテーションなども作られます。Raspberry Pi用に使っていたSDカードを再度フォーマットする場合も同様に行えます。

SDメモリカードフォーマッターのダウンロード

一度、PCやRaspberry Piで使ったSDカードに新規でOSをインストールしたり、バックアップを取るときだけでなく、新品のSDカードを購入して最初に使うときも、必ずRaspberry Pi公式サイトが推奨する“SDメモリカードフォーマッター”でフォーマットしておきましょう。 “SDメモリカードフォーマッター”は、SD Associationのサイトからダウンロードしてください。 ページの下の方にある2つの「ダウンロード」ボタンの内、「Windows用」をクリックします。

すると、「エンドユーザー使用許諾契約書」のページ(英語版のSD Memory Card Formatter END USER LICENSE AGREEMENT)が開くので、契約条項を確認した上で同意できれば、「同意します」ボタンをクリックします。

ダウンロードが始まるので、完了したらダウンロード先のフォルダを開きます。

SDメモリカードフォーマッターのインストール

開いたフォルダで”SDメモリカードフォーマッター”のインスト―ラー”SD_CardFormatter*****Setup.exe”を探して、その上で右クリックし、「管理者として実行」を左クリックします。

すると、デスクトップが暗転して、「ユーザーアカウント制御」のダイアログボックスが現れるので、「はい」ボタンをクリックし、インストールを開始します。

続けて「SD Card Formatter – InstallShield Wizard」のダイアログボックスが現れるので、「次へ」ボタンをクリックします。

そうすると、ダイアログボックスが「使用許諾契約」に変わるので、「使用許諾契約の条項に同意します」のラジオボタンをクリックした上で、「次へ」ボタンをクリックします。

すると、ダイアログボックスに「インストール先のフォルダ―」が表示されるので、変更する必要がなければ、「次へ」ボタンをクリックします。

今度は、ダイアログボックスに「プログラムをインストールする準備ができました」が表示されるので、「インストール」ボタンをクリックします。

しばらくすると、ダイアログボックスに「InstallShield ウィザードを完了しました」と表示されるので、「完了」ボタンをクリックすると、”SDメモリカードフォーマッター”が起動します。

この状態で「フォーマット」ボタンをクリックすると、「カードの選択」枠に表示されているドライブ(この場合は”G”ドライブ)をフォーマットし、重要なファイルが消去されてしまいます。

microSDカードのフォーマット

この状態で、カードスロットにmicroSDカードを挿入すると、「フォーマットしますか?」というダイアログボックスが現れますが、これは“SDメモリカードフォーマッター”のダイアログボックスではなくWindowsに装備された”フォーマッター”のものなので「キャンセル」ボタンをクリックしておきます。

(フォーマット済のmicroSDカードを挿入した場合は、このダイアログボックスは表示されません。)

Windowsのスタートボタンの上で右クリックして、現れたメニューから「ディスクの管理」を左クリックし、カードスロットに挿入したmicroSDカードのドライブレター(この場合は”N”)を確認しておきます。

挿入したmicroSDカードのデータ容量は16GBですが、「ディスクの管理」に表示された容量は、14.84GBでした。

「SD Card Formatter」のウィンドウに戻り、「カードの選択」枠のプルダウンメニューからmicroSDカードのドライブ”N”を選択します。

「カードの選択」で、microSDカードのドライブ”N”が選択されていることを確認し、「フォーマットオプション」で”クイックフォーマット”のラジオボタンが選択された状態で「フォーマット」ボタンをクリックします。

「ボリュームラベル」には何が入力されていても、そのままでOKです。

以前のバージョンの”SDメモリカードフォーマッター”にあった「論理サイズ調整」のオプションはありません。

「続行しますか」のダイアログボックスが現れるので、「はい」ボタンをクリックします。

ダイアログボックスが「フォーマットが正常に終了しました。」に変わったら、ボリューム情報を確認して「OK」ボタンをクリックします。

「SD Card Formatter」のウィンドウ右上の「×」をクリックして閉じます。

microSDカードの取り外し

microSDカードは、タスクバーのアイコン「エクスプローラー」の上でクリックして現れたメニューから更に「(N:)の取り出し」をクリックし、「(N:)はコンピューターから安全に取り外すことができます。」と表示されたことを確認してから、取り外します。

microSDカードのフォーマットができたら、【STEP-03】で最新OSのRaspbian Stretch with Desktopをダウンロードしましょう。

32GB以上のmicroSDカードを利用する場合には注意が必要です!

32GB以上のmicroSDカードを利用する場合はフォーマットの仕方に注意が必要です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください!

>>Raspberry Pi(ラズベリーパイ)で32GB以上のmicroSDを利用する場合の注意点