前回の記事「改訂【STEP-06】Raspbian初回起動時の設定」で無線LAN(WiFi)の接続を済ませている場合は、本記事の設定は不要です。
Raspberry Piには標準で無線LANが搭載されています。無線LANの規格としては、2.4GHz帯と5GHz帯の両方の周波数に対応しています。IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、IEEE802.11acのWiFi規格に対応していますので、ほぼ現在発売されている無線ルーターには対応できているといってよいでしょう。
アクセスポイントと無線LAN(WiFi)で接続する
タスクバー右のネットワークアイコン ( ↑↓ )の上にマウスカーソルを合わせると有線LAN( eth0 )と無線LAN( wlan0 )の接続状況が表示されます。
未だ、どちらにも接続されていない場合は、 ( ↑↓ )の上に赤の「×」が2箇所表示された上に、”eth0:Link is down”、”wlan0:Not associated”とも表示されます。
ネットワークアイコン(↑↓)の上でクリックすると、一番上に“Turn Off Wi-Fi”、その下に近隣のアクセスポイントのSSIDがリストアップされます。
リストアップされたSSIDの内、【STEP-01】で控えておいたSSIDの上をクリックします。
すると、選択したSSIDをタイトルにした画面が現れるので、「Pre Set Key:」の入力欄に【STEP-01】で控えておいた暗号化キーを入力して「OK」ボタンをクリックします。
アクセスポイントとの接続が始まるとネットワークアイコン(↑↓)が電波状況を表すアイコンに変わって、しばらく点滅を繰り返し、接続が確立すると点灯したままの状態になります。
電波状況を表したネットワークアイコンの上にマウスカーソルを合わせると、無線LAN( wlan0 )の接続状況が”wlan0:Associated with (アクセスポイントのSSID)”、”wlan0:Configured (Raspberry Pi のIPアドレス)”に変わっています。
もう一度、ネットワークアイコンをクリックすると、接続したアクセスポイントのSSIDの左側に緑のチェックが入っています。
無線LAN(WiFi)を切断する
次に、プルダウンメニューの1番上”Turn Off Wi-Fi”をクリックします。
すると、アクセスポイントとの接続が切れて、ネットワークアイコンが電波状況を表すアイコンから元の(↑↓)に変わります。
ネットワークアイコン(↑↓)の上にマウスカーソルを合わせると、表示が”wlan0:Disassociated from (アクセスポイントのSSID)”に変わっています。
再度、無線LAN(WiFi)で接続する
今度は、ネットワークアイコン(↑↓)をクリックして現れた”Turn On Wi-Fi”をクリックします。
そうすると、再びアクセスポイントとの接続が始まってネットワークアイコン(↑↓)が電波状況を表すアイコンに変わり、マウスカーソルを合わせたときの表示も”wlan0:Associated with (アクセスポイントのSSID)”に戻ります。
最後に、ブラウザを起動し、ページが表示されることを確認しておきましょう。
インターネットと接続できたら、【STEP-08】でRaspbianの更新をしておきましょう。