追加でインストールしたフォントは、ただインストールしただけでは表示に適用されません。
スタートメニュー、デスクトップ、タスクバー、ファイルマネージャ等のテキストや各アプリケーション内のテキストを表示するフォントを既定のものから変更するには、【STEP-13】でブラウザの表示フォントを設定したように、それぞれ別個に設定しなければなりません。
システムフォントの変更
デスクトップの何もないところを右クリックして開いたメニューから「デスクトップの設定」を左クリックします。
開いた「Appearance Settings」画面のタブ「System」をクリックします。
開いたタブ「System」の項目「Font」右の選択ボタン(“PibotoLt”)をクリックします。
開いた「Pick a Font」画面の「Family:」欄から”Noto Mono”を選びました。
以前のRaspbianでは、”Noto * CJK JP”以外のフォントを選ぶと文字化けしてしまいましたが、最新のRaspbianでは、どのフォントを選択しても正しい書体で表示されるようになりました。
PibotoLt (既定)でのファイル名表示
Noto Mono でのファイル名表示
PibotoLt (既定)でのスタートメニュー表示
Noto Mono でのスタートメニュー表示
LXTerminal のフォント変更
「LXTerminal」を起動し、メニューバーから「編集」→「設定」をクリックします。
現れた「LXTerminal」画面の項目「端末のフォント」右の選択ボタン”Monospace 10″をクリックします。
「フォントの選択」画面が現れたら、項目「ファミリ:」を”Noto Mono”、項目「サイズ:」で”12″を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
「LXTerminal」画面に戻り、項目「端末のフォント」右の選択ボタンの表記が”Noto Mono”になっていることを確認して「OK」ボタンをクリックします。
「LXTerminal」画面のテキストが設定したフォントで表示されるので、”exit”と入力して「Enter」キーを押し、画面を閉じます。
Text Editor のフォント変更
スタートメニューから「アクセサリ」→「Text Editor」をクリックします。
現れた「(無題)」画面のメニューから「オプション」→「フォント」をクリックします。
現れた「フォント」画面の項目「ファミリ:」を前回の【STEP-13】でインストールした”Noto Serif CJK JP”、項目「スタイル:」を”Regular”、項目「サイズ:」で”12″を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
「Text Editor」画面に戻ってテキストを入力してみると、設定したフォントで表示され、文字化けもありません。
次の【STEP-15】では、Raspbianのスタートメニューをカスタマイズします。