今回は、USBメモリーをRaspbianとWindowsで共有し、互いにデータ交換できるようにする方法を紹介します。
USBメモリーのフォーマット
USBメモリーをRaspberry PiのUSB端子に挿入すると、「リムーバブルメディアの挿入」画面が現れ、「実行したい動作を選択してください:」として「ファイルマネージャで開く」が選択されているので「OK」ボタンをクリックします。
すると、「ファイルマネージャ」画面にUSBメモリーに保存されたファイルが表示されます。
画面右上のアドレスバーにUSBメモリーのフルパス(マウント位置)が、1番下のステータスバーにはUSBメモリーの空き容量(+全容量)が表示されています。
USBメモリーをフォーマットする為、ここで一旦、アンマウントしておきます。
アンマウントするには先程調べたデバイスファイル名が必要です。
umount /dev/sda1
タスクバー右端のアイコン「Ejctor」をクリックすると、「No ejectable devices」とポップアップが出ます。
USBメモリーはアンマウントされているので、一旦、USB端子から抜いて再び挿入します。
すると再び、「リムーバブルメディアの挿入」画面が現れるので、「OK」ボタンをクリックします。
開いた「ファイルマネージャ」画面には、保存してあったファイルが全て無くなっていました。
しかも、ボリュームラベルとして登録されるUUIDが以前の”672B-7D71”から”0FDD-7915″に変わっているので、フォーマットされたことが確認できます。
RaspbianとWindowsのデータ交換
デスクトップのショートカット「Documents」を右クリックして開いたプルダウンメニューから「新規ウィンドウで開く」を左クリックします。
2つの「ファイルマネージャ」画面を上下に並べ、「Documents」フォルダからUSBメモリーへファイルをいくつかドラッグアンドドロップします。
タスクバー右端のアイコン「Ejctor」をクリックして現れるマウントされているストレージのリストから、取り外すUSBメモリーのモデル名をクリックします。
すると、「ファイルマネージャ」画面が閉じて「USBメモリーが安全に取り外せます」というPOPUPが出ます。必ず、これを確認してからUSBメモリーを取り外してください。
USBメモリーをWindowsPCのUSB端子に挿入し、スタートボタンを右クリックして現れるメニューから「ディスクの管理」を左クリックします。
エクスプローラーでUSBドライブを開くと、Raspbianで保存したファイルがWindowsとも共有できていました。
次回の【STEP-23】では、Raspbianでダウンロードした最新RaspbianのイメージをmicroSDカードに書き込む方法を紹介します。ここまでできれば、もうWindowsPCは不要です。