Visual Studio Codeの設定と言っても既に、【 インストール編 】では拡張機能”Python”と配色テーマ”Atom One Dark”のインストール、【 デバッグ・実行編 】ではインタープリタ“Python Select Workspace Interpreter”の設定とシンタックスチェック“pylint”のインストール、【 フォント編 】ではプログラミング用フォント”Fira Code”のインストールとその設定などについて詳細手順を紹介しています。今回は、その他の膨大な設定項目からPythonでプログラミングする上で、おすすめの設定をいくつか紹介してみたいと思います。
「よく使用するもの」の設定
メニューバーから「基本設定」→「設定」をクリックします。
左ペインの基本設定で「よく使用するもの」として最初に表示されている設定から”editor.renderWhitespace”の左側をマウスオーバーするとペンアイコンが現れるので「編集」→ “boundary” を選択します。この設定は”space”キーを入力した場合の表示を選択するもので、 “boundary” の場合は単語と単語の間に”space”が1つだけのとき以外は”・”を表示します。
選択した設定が右ペインのワークスペースの設定にコピーされたことを確認して、次に”editor.cursorStyle”の左側をマウスオーバーし、「編集」→ “block” を選択します。
選択した設定が右ペインのワークスペースの設定にコピーされたことを確認して、次に”editor.wordWrap”の左側をマウスオーバーし、「編集」→ “on” を選択します。
メニューバーから「ファイル」→「保存」を選択し、ここまでの設定を一旦、保存しておきます。
画面左端のアクティビティーバーで1番上の「エクスプローラー」アイコンをクリックします。
現れたサイドバーで、【 デバッグ・実行編 】で作った”hello.py”をクリックします。
先ず目に付くのは、カーソルが縦の”|”から”■”のブロックに変わって見やすくなったことでしょうか。改行して”hello world!”を画面右端で折り返すまで入力してみました。”print”と”(“や”hello”と”world!”の間は”space”がひとつしかないので何も表示されませんが、”world!”と”hello”の間は”space”をふたつ入力したので、”・・”と表示されているのがお分かり頂けたでしょうか?
それ以外の設定
画面上のタブ”settings.json”をクリックしてからもう一度、アクティビティーバーの「エクスプローラー」アイコンをクリックしてサイドバーを閉じます。
画面上の「設定の検索」の入力欄に”format”と入力して「Enter」キーを押すと左ペインに検索結果が表示されるので、”editor.formatOnType”の左側をマウスオーバーし、「編集」→ “true” を選択します。設定内容は各項目の上にコメントされています。
次に、”editor.formatOnPaste”の左側をマウスオーバーし、「編集」→ “true” を選択します。
画面上の「設定の検索」の入力欄に”trim”と入力して「Enter」キーを押すと左ペインに検索結果が表示されるので、”files.trimTrailingWhightespace”の左側をマウスオーバーし、「編集」→ “true” を選択します。
画面上の「設定の検索」の入力欄に”autocomp”と入力して「Enter」キーを押すと左ペインに検索結果が表示されるので、”python.autoComplete.addBrackets”の左側をマウスオーバーし、「編集」→ “true” を選択します。
既定で画面右端に表示されるミニマップが不要な場合は、画面上の「設定の検索」の入力欄に”mini”と入力して「Enter」キーを押すと左ペインに検索結果が表示されるので、”editor.minimap.enabled”の左側をマウスオーバーし、「編集」→ “false” を選択します。
メニューバーから「ファイル」→「保存」を選択し、ここまでの設定を一旦、保存しておきます。
画面上のタブ”hello.py”をクリックします。
行末に”space”を5,6個入力してみました。
ここで、メニューバーから「ファイル」→「保存」します。
行末に入力した余計な”space”が削除されていることがお分かり頂けたでしょうか?
次に、改行して”p”と入力すると候補がいくつか現れるので”print”を選択します。
命令文の”print”だけでなく、”()”も自動的に補完されるようになりました。これがあれば、【 デバッグ・実行編 】で”SyntaxError:”になった問題も未然に防ぐことができました。