接続したUSBDACとスピーカー
今回、接続したUSBDACはこれ → です。DAコンバーター自体は16ビットなのでハイレゾには対応していませんが、15W×2chのパワーアンプ内蔵なので、パッシブスピーカーを直接、駆動できます。但し、「バスパワー駆動」を謳っていますがRaspberry Pi側の事情で、セルフパワータイプのUSBハブを介して接続します。事前にドライバー等のソフトウェアをインストールする必要はありません。
売り上げランキング: 110,529
売り上げランキング: 4,105
USBDAC接続時のAudio Device Settings
USBDACをセルフパワータイプのUSBハブを介して接続しても、ストレージを接続したときのように「リムーバブルメディアの挿入」画面は現れませんが、タスクバーのアプレットVolume Controlを右クリックすると、いつものAnalog、HDMIの他に”C-Media USB Headphone Set”と”USB Device Settings…”が現れます。先ず”USB Device Settings…”をクリックしてみます。
「Audio Device Settings」画面が現れるので、画面上の項目「サウンドカード:」の”▼”をクリックして”C-Media USB Headphone Set”を選択します。このUSBDACは、たとえスピーカーが接続されていてもRaspbianからはヘッドフォンとして認識されるようです。
画面下に並んだボタンの「コントロールの選択」をクリックします。
「コント…選択」画面が現れるので、”Headphone”のチェックボックスにチェックを入れて「閉じる」ボタンをクリックします。
画面下に並んだボタンの「Make Default」をクリックします。
項目「サウンドカード:」の末尾が”(Default)”になっていることを確認し、「OK」ボタンをクリックして閉じます。
Audaciousの設定
スタートメニューから「サウンドとビデオ」→「Audacious」をクリックして起動すると、エラー画面が出ますが「閉じる」ボタンをクリックして閉じます。
Audaciousが起動したら、メニューバーの「出力」→「オーディオの設定…」をクリックします。
「Audacious の設定」画面が現れるので、項目「出力プラグイン:」の「設定」ボタンをクリックします。
「ALSA 出力 の設定」画面が現れるので、項目「ミキサーエレメント:」の”▼”をクリックして”Headphone”を選択します。
「閉じる」ボタンをクリックして閉じます。
「Audacious の設定」画面に戻るので、「閉じる」ボタンをクリックして閉じます。
音声ファイルの再生
Audaciousの画面に戻ったら、メニューバーの下、左から2番目のアイコンをクリックします。
「ファイルを開く」画面が現れるので、【STEP-44】でリッピングした曲を選択して「開く」ボタンをクリックしました。
音声ファイルが無事、USBDACに接続したスピーカーから再生されました。
カーネルモジュールsnd_bcm2835の停止
当分の間、音声出力をUSBDACに固定してもよいのなら、リソースを開放する為、既定出力のカーネルモジュールsnd_bcm2835を停止しておきましょう。
ファイルマネージャを起動して”/boot/config.txt”をnanoで開きます。
”config.txt”が開いたら、カーソルを最終行近くの”dtparam=audio=on”に送って行頭に”#”を入力してコメントアウトし、(「Ctrl」+「O」) → (「Enter」) → (「Ctrl」+「X」)キーの順で保存して、再起動します。
タスクバーのアプレットVolume Controlを右クリックしても、いつものAnalog、HDMIは表示されず、”C-Media USB Headphone Set”と”USB Device Settings…”しか表示されません。