Raspberry PiのGPIOを制御する方法として、Scratch 2.0、Scratch 1.4の他に、WiringPIやRPi.GPIO、pigpioといったGPIO制御ライブラリを使う方法があります。これらのライブラリを用いてプログラムを編集するにはエディターを使いますが、Microsoftが開発した高機能エディターVisual Studio CodeがRaspbianでも使えるようになりました。
Visual Studio Codeのインストール
RaspbianにVisual Studio Codeをインストールする方法については、Raspberry Pi用のパッケージを提供しているこちらのサイトを参考にさせていただきました。
インストールする前に、提供元の指示通り、スーパーユーザーの権限に切り替えます。
sudo su
インストールは次のコマンド1行を実行するだけです。行頭の”.(ピリオド)”から行末の”)”までをコピペしてください。
. <( wget -O - https://code.headmelted.com/installers/apt.sh )
以前は、これでインストールできたのですが、今回はダメでした。「以下のパッケージは認証されていません! code-oss」結局、「install failed.」だそうです。
ダメ元で、このコマンド ↓ を打ち込んでみました。
sudo apt install code-oss -y --allow-unauthenticated
プロンプトは返ってきましたが、「署名は検証できませんでした」とか「署名されていません」と書かれれていてインストールされたのかとても不安です。
試しにスタートメニューを開いてみたら、「プログラミング」項目の1番上に「Code – oss (headmelted)」がありました。”headmelted”って、”頭が溶けてる!?”とは意味不明ですが、取り敢えずクリックしてみました。
英語表記のVisual Studio Codeが起動したので、メニューバーから「Help」→「About」をクリックします。
なんと、いきなり最新バージョン”1.29.0″がインストールされているではありませんか!
Visual Studio Codeの起動と同時にブラウザも開いてVisual Studio Codeの公式スタートページが表示されました。
Visual Studio Codeをアプリケーション・ランチャーに追加する
タスクバーを右クリックして出るメニューから「パネルの設定」を選択します。
現れた「パネルの設定」画面のタブ「パネルアプレット」をクリックします。
「現在ロードされているプラグイン」から「アプリケーション・ランチャー」を選択し、「設定」ボタンをクリックします。
「アプリケーション・ランチャー」画面の右ペインで「プログラミング」の「+」をクリックして展開し、現れた「Code – OSS」を選択して「追加」ボタンをクリックします。
「アプリケーション・ランチャー」画面の左ペインに「Code – OSS」があることを確認して「閉じる」ボタンをクリックします。
「パネルの設定」画面に戻って、「閉じる」ボタンをクリックして完了です。
今回、Raspbianの配布バージョン”2018-10-09″以降、Visual Studio Codeのインストール手順が変わった為、改訂を行いましたが、【設定/デバッグ/実行編】も変更箇所を確認しながら順次、改訂を進めていくつもりです。