Scratch2MCPIでMinecraftを動かしてみよう!平らに整地しよう! Python編
第1回では、「Scratch2MCPI」をインストールして、「Scratch」から「Minecraft – Pi edition」に『hello minecraft』と表示させるところまで出来ました。
そこでいよいよ、ブロックを積んて建物を築きたいのですが、地面の凸凹が邪魔になります。ところが「Minecraft – Pi edition」には、世界を生成するときに平地を指定するオプションがありません。
そこで今回は、Raspbianにプリインストールされている「Python3(IDLE)」を使って凸凹の地面を平らに均す手順を紹介しておきます。
先に「Minecraft – Pi edition」を起動して、ゲーム実行画面を開いておいてください。ゲーム実行画面が開いたら、一旦、「Esc」キーを押して「Game menu」画面に移ってから、左上「スピーカー」の右側アイコンをクリックし、「Back to Game」ボタンをクリックして、視点をプレーヤーの背後にしておいた方が生成する世界全体を把握しやすいでしょう。
「Tab」キーを押してカーソルを「Minecraft 」画面から外し、タスクバーのメニューから「プログラミング」→「Python3(IDLE)」をクリックして、開いた画面に下のように入力し、「Enter」キーを押します。
from mcpi import minecraft
次に、下のように入力し、「Enter」キーを押します。
mc = minecraft.Minecraft.create()
先ず、X軸(-1000~1000)、Y軸(-1~1000)、Z軸(-1000~1000)の範囲を空気ブロックに詰め替えて空っぽにします。
(通常の3次元空間とは、座標軸が入れ替わっています)
mc.setBlocks(-1000,-1,-1000,1000,1000,1000,0)
「Enter」キーを押すと、プログラムが実行されて、空気ブロックで切り取られた大地が現れます。未だ、所々、素材の違うブロックが見えます。
今度は、平らな大地の上(X軸(-1000~1000)、Y軸(-1~0)、Z軸(-1000~1000)の範囲)にを石ブロックを敷き詰めることで、平坦な大地を実現します。
mc.setBlocks(-1000,-1,-1000,1000,0,1000,1)
プレーヤーが大地の中に埋もれてしまったので、「Minecraft」の画面上で右クリックして「Space」キーを連打し、プレーヤーを地中から飛び出させます。
この状態で、「Esc」キーを押してから「Game menu」画面の「Quit to title」ボタンをクリックして「Minecraft Pi edition」を閉じれば、何もないフラットな世界が保存されます。
後々、このフラットな世界を読み出すときに分かりやすいように名前を付けておきましょう。
タスクバーの「ファイルマネージャ」のアイコンをダブルクリックして開き、メニューバーの「表示」→「隠しファイルを表示する」をクリックします。
ディレクトリツリーで、「pi」→「.minecraft」→「games」→「com.mojang」→「minecraftWorlds」と開きます。
右ペインの最後にできたディレクトリ(worldの後の”-“が最も多いディレクトリ)を右クリックして「ファイル名の変更」を左クリックします。
「新しい名前を入力してください:」の入力欄に”flat-world”と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
右ペインに”flat-world”ができました。
念の為、右ペインの”flat-world”を右クリックして「コピー」を左クリックし、何もないところで右クリック→「貼付け」を左クリックすると、「ファイルを置き換えるときは確認する」画面が現れるので、「ファイル名:」入力欄に”flat-world2″と入力して、「別の名前で」ボタンをクリックしておきます。