これまでに公開した「ラズパイでサーバー構築!」シリーズも、Raspbianのメジャーアップデート”Stretch”のリリースによってインストールされる各アプリケーションのバージョンも進み、環境が大きく変化してしまったことから、ここで一旦仕切り直し、「Raspbian Stretchでサーバー構築!」シリーズとして出直すことにしました。
今回は、その第1回としてMariaDBのインストール編をお届けします。
MariaDBインストール
先ずはお決まりのアップデートから
sudo rpi-update
“Stretchの”リリース(8/16)から2週間(8/29)の間にファームウェアも”4.9.41″→”4.9.43″→”4.9.44″→”4.9.44″と3回アップデートされました。
プロンプトが返ってきたら、再起動します。
sudo apt update
3つのパッケージがアップグレードできるということですが、次のコマンドで内容が表示されるとのことで実行します。
apt list upgradable
これを見るとアップグレードの対象が”lib***”とあるので、何かのライブラリのようです。
取り敢えず、次のコマンドでアップグレードしておきます。
sudo apt -y upgrade
これもプロンプトが返ってきたら、再起動です。
今回、どのような確認項目があるか分からなかったので、オプション”-y”なしでMariaDBをインストールしました。
sudo apt install mariadb-client mariadb-server
途中でパスワードの入力を求められると聞いていたのですが、「ディスク容量の確認」だけで終わってしまいました。
次のコマンドで、「MariaDB monitor」画面を開きます。
sudo mysql -u root -p
先ず、データベースを作成します。
CREATE DATABASE newdb;
データベースを使用する通常のユーザー(pi)を作成し、パスワード(raspbian)を設定します。
CREATE USER 'pi'@'localhost' IDENTIFIED BY 'raspbian';
作成したユーザー(pi)にデータベースを管理する全ての権限を与えます。
GRANT ALL PRIVILEGES ON newdb.* to 'pi'@'localhost';
ここまでできたら、コンソールから全ての権限をフラッシュして完了です。
FLUSH PRIVILEGES;
quit
次のコマンドで、データベースの概要を表示します。
show databases;
次のコマンドで「MariaDB monitor」を終了します。
exit
[…] とりあえず、この記事を参考に、WordPressのデータベースとして使用するMariaDBをインストール。 […]