Raspberry Pi 取扱いの注意ポイント
Raspberry Piは、パソコンと同じような機能と性能を持ち合わせながら、教育用のコンピューターとしてできるだけ低いコストで、世界中の子供たちに普及させることを最も優先して製造されている為、CPUと全ての入出力端子を実装した1枚の基板を一般のパソコンやスマートフォンのようにボディ(筐体)で覆わず、そのまま製品としています。そのため、基板を取扱うことに慣れていない方には、注意するポイントがあります。
・Raspberry Pi を箱から取出す際は、基板の表面と裏面にある部品に触れないように、基板の端面を指で挟むように保持してください。
・Raspberry Piが、直接金属や水分・湿気を含んだもの(導電性のもの)に触れないようにしてください。
・Raspberry Piには、GPIO(汎用入出力)という端子が40本基板の表から突き出ています。この中には、Raspberry Piを起動しただけで、電圧が掛かる端子もあるので起動中は触れないようにしてください。
・Raspberry Piの各端子に接続するときや取り外すときも、基板の端面を指で挟むように保持し、ハンダ付箇所になるべく力が掛からないように気を付けてください。
入出力機器の接続順序(推奨)
① microSDカード
・表示のない裏面をRaspberry Pi の裏面に向けてカードスロットに対し真直ぐ平行に突き当たるまで挿入します。
② キーボードとマウス
・キーボードとマウスをRaspberry Pi のUSB端子(4箇所のどこでもOK)に接続します。
③ LANケーブル
・ルーター(HUB)に接続したLANケーブルをラズベリーパイのLAN端子に接続します。
・インターネット接続環境が無線LAN(WiFi)の場合は接続する必要はありません。
④ HDMIケーブル
・ディスプレイ(TV)とRaspberry Pi をHDMIケーブルで接続します。
・TVのHDMI端子が複数ある場合は、リモコンでRaspberry Piを接続するHDMI端子を選択しておいてください。
⑤ 電源アダプタ(Raspberry Pi 側)
・Raspberry Pi のマイクロUSB端子(メス)に対し、電源アダプタのマイクロUSB端子(オス)の向きを揃えて真直ぐ平行に挿し込みます。このとき、カチッという音や突き当たる感触が少ないので、目視で挿し込み位置を確認し、それ以上挿し込もうとしないでください。
・この端子に接続するときと同様、引き抜くときも基板に大きな力が加わると、Raspberry Pi 側のマイクロUSB端子が基板から剥がれてしまいます。なるべく抜き差しをしなくて済むように、Raspberry Pi のON/OFFは、コンセント側の抜き差しで行うか、スイッチ付のテーブルタップに接続しておくとよいでしょう。
⑥ 電源アダプタ(コンセント側)
・接続する前にディスプレイの電源が入っていることを確認してください。
・これを接続すると、直ちにRaspberry Pi が起動します。スイッチ付のテーブルタップに接続しておけば、スイッチでON/OFFできて便利です。
Raspbianが起動したら、次の【STEP-06】で最初の設定をしましょう。