【 続報 ③ 】、【 続報 ④ 】、【 続報 番外編 】と、Raspberry Pi 3 Model B+に接続した各種ストレージのベンチマークを実行してきましたが、肝心のSSDのスペックが時代遅れだったので、今回は、イマドキのSSDとHDDの骨董品でベンチマークを行います。
調査対象のストレージ
⑧ PASOUL 2.5インチ 内蔵型SSD 120GB + Homefunny SATA-USB 3.0 変換アダプタ
そこそこスペックの激安国産SSD、とは言っても⑤よりは遥かにマシ、公称最大書き込み速度は400MB/s、USB3.0の変換アダプタを介してRaspberry Pi 3 Model B+のUSBポートに接続
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⑨ TOSHIBA MK3017GAP + NOVAC NV-HD170U
2001年発売当時はハイエンドのHDD、公称最大転送速度は100MB/s、USB2.0の 2.5インチハードディスクケースに入れて、Raspberry Pi 3 Model B+のUSBポートに接続
⑧PASOUL 2.5インチ 内蔵型SSD 120GB + 変換アダプタのベンチマーク実行
sudo parted -l
⑧PASOUL 2.5インチ 内蔵型SSD 120GBのモデル名は”SSD 120G B”で、デバイス名”sda”はUSBポートに接続したデバイスであることを示しています。
続けて、cpufrequtilsをrestartさせ、CPUクロックを最大周波数の1.4GHzに固定します。
sudo /etc/init.d/cpufrequtils restart
タスクバーのCPUFreqのアイコンにマウスを合わせて、CPUクロックが1.4GHzになっていることを確認します。
結果は、所要時間が瞬殺2.6秒、ファイルの平均転送速度は59.9MB/sで、早くも『絶対に超えられない壁:USB2.0の理論的最大転送速度60MB/s』にぶち当たってしまいました。
⑨TOSHIBA MK3017GAP + NOVAC NV-HD170Uのベンチマーク実行
起動ディスクを⑨に差替えて起動し、コマンド”parted“でRaspberry Pi 3 Model B+に接続したデバイス名とそのモデル名を確認します。
sudo parted -l
⑨TOSHIBA MK3017GAPのモデル名は”TOSHIBA MK3017GAP”で、デバイス名”sda”はUSBポートに接続したデバイスであることを示しています。
続けて、cpufrequtilsをrestartさせ、CPUクロックを最大周波数の1.4GHzに固定ます。
sudo /etc/init.d/cpufrequtils restart
タスクバーのCPUFreqのアイコンにマウスを合わせて、CPUクロックが1.4GHzになっていることを確認します。
こちらは、所要時間が135.3秒も掛かり、ファイルの平均転送速度は1.2MB/sしかありませんが、17年前のハードディスクの実力は、こんなもんでしょうか?
これまでの結果
SSDが速いというのは聞いていましたが、まさかこれほどとは!
ここまで、数々のストレージでベンチマークを実行してきましたが、早くも『絶対に超えられない壁:USB2.0の理論的最大転送速度60MB/s ( 480Mbps )』にぶち当たってしまったので、今後はSSD起動を前提とした更なる最速環境を探っていきたいと思います。