RaspbianにもVisual Studio Codeの最新バージョン”1.29.0″がインストールできるようになって、それまでのバージョン”1.14.0″のときとは設定画面がすっかり変わってしまいました。そこで以前の記事「Raspberry PiでのプログラミングもエディターはVisual Studio Code!【 設定編 その1 】」と「Raspberry PiでのプログラミングもエディターはVisual Studio Code!【 設定編 その2 】」を全面的に見直し、改めて設定方法について紹介することにしました。
画面左端アクティビティバーの歯車アイコンをクリックして現れるメニューから「設定」を選択します。
アクティビティバーの上から5番目「拡張機能」アイコンをクリックしてサイドバーを閉じます。
開いた設定画面のタブが既定で「ユーザー設定」が選択されていますが、「ワークスペースの設定」をクリックして切替えておきます。
「よく使用するもの」の最初の項目「Files: Auto Save」ですが、自動保存には勝手に上書き保存されてしまい元に戻せなくなるデメリットもあるので、ここは”off”のまま、必要なときに意識して保存しておく習慣を身に付ける方がよいでしょう。
ひとつ飛ばして次の項目「Editor: Font Size」は既定が”14″ですが、見易いサイズで上書きすればよいでしょう。
全ての項目は、右側にある歯車アイコンをクリックして「設定をリセット」を選択することで、設定を既定値に戻すことができます。
次の項目「Editor: Font Family」は、以前の記事「Raspberry Piでもプログラミングのフォントは、Fira Code!」でインストールした’Fira Code(シングルクオーテーションで囲む)’で上書きします。
又ひとつ飛ばして次の項目「Editor: Render Whitespace」は、プルダウンメニューから”boundary”を選択します。各メニューにマウスオーバーすると、1番下にそのメニューを選択した場合の動作が表示されます。この設定は”space”キーを入力した場合の表示を選択するもので、 “boundary” の場合は単語と単語の間に”space”が1つだけのとき以外は”・”を表示します。
次の項目「Editor. Cursor Style」は、プルダウンメニューから “block” を選択します。
又ひとつ飛ばして次の項目「Editor. Word Wrap」は、プルダウンメニューから “on” を選択します。
メニューバーから「ファイル」→「保存」を選択し、ここまでの設定を一旦、保存しておきます。
エディター画面で、【 その他のおすすめ拡張機能 】で動作確認に使った”hello.py”をクリックして開きます。
先ず目に付くのは、カーソルが縦の”|”から”■”のブロックに変わって見易くなったことでしょうか。
改行して”hello world!”を画面右端で折り返すまで入力してみました。”hello”と”world!”の間は”space”がひとつしかないので何も表示されませんが、その他の”space”が”・”で表示されているのがお分かり頂けたでしょうか?
折り返し位置が手前のように見えるのは、画面右端に「minimap」の表示エリアがある為で、次回の設定でこれは消すつもりです。