前回の【STEP-47】では作成したCDの試聴用にVLC メディアプレイヤーを使いましたが、このようなCDとかダウンロードした音楽ファイルを再生するには、ブルーレイディスクさえ再生可能な高機能メディアプレイヤーより音声ファイル専用の軽いプレイヤーの方が適合しています。今回は、軽量とは言えハイレゾ再生も可能な音楽専用プレイヤーAudaciousを紹介します。
Audaciousのインストール
スタートメニューから「設定」→「Add / Remove Software」を開き、画面左上の検索枠に”audacious”と入力して「Enter」キーを押すと、しばらくして右ペインに検索結果が表示されます。右ペインの”small and fast audio player which …”のチェックボックスにチェックを入れ、画面右下の「Apply」ボタンをクリックします。
「認証待ち」画面に続いて「認証」画面が現れるので、【STEP-09】で設定したパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
インストールが終わったら、右ペインの”small and fast audio player which …”のチェックボックスにチェックが入っていることを確認して「OK」ボタンをクリックし、閉じます。
Audaciousの設定
スタートメニューから「サウンドとビデオ」→「Audacious」をクリックして起動します。
メニューバーから「ファイル」→「設定」をクリックします。
現れた「Audacious の設定」画面で、右ペインの「外見」から見ていきます。
ここの項目はこのままにしておきます。
次のの「オーディオ」では、項目「リプレイゲイン」の”リプレイゲインを有効にする”のチェックを外します。項目「ビット深度:」を変更すれば、ハイレゾ再生も可能ですが、今回はこのままにします。
「ネットワーク」は、お使いの環境がプロキシを通している場合に必要な設定です。
「プレイリスト」では、項目「動作」の”起動時に再生を再開する”のチェックを外しておきます。
「曲の情報」では、項目「ポップアップ情報」の”ポップアップ情報を表示する”のチェックを外します。
「プラグイン」では、項目がジャンル別にタブで表示され、多くの機能を選択して有効化できます。
今回は、タブ「インプット」を開いて「オーディオ CD プラグイン」を選択し、「設定」ボタンをクリックします。
「オーデ…設定」画面が現われるので、項目「サーバー:」の入力欄をCD情報データベース“freedb.freedb.org”で上書きし、「閉じる」ボタンをクリックします。
CDの再生
LXTerminalを起動して、コマンド”eject”でドライブのふたを開け、CDをセットして、ふたを閉じます。
eject
「リムーバブルメディアの挿入」画面が2つ続けて開きます。最初に開く「メディアのタイプ:Windows ソフトウェア」は「キャンセル」ボタンをクリックして閉じます。
「メディアのタイプ:オーディオ CD」の方は、”Audacious”を選択して「OK」ボタンをクリックします。
Audaciousが起動し、CDの読み込み中に「処理中…」画面が現れて進捗状況が表示されます。
CDの読み込みが終わると1曲目から再生が始まります。ただ聞くだけならこのままでも構わないのですが、曲名やアーティスト名を表示させるにはメニューバーから「サービス」→「CD を再生」をクリックします。
CDに収録された曲名、アーティスト名、アルバム名、時間が表示されます。
音楽ライブラリの再生
メニューバーの下、左から2番目のアイコンをクリックします。
「ファイルを開く」画面が開くので、【STEP-44】でリッピングしたアルバムのフォルダを選択して「聞く」ボタンをクリックします。
フォルダに保存された1曲目から再生されます。