Raspberry PiをWindows代替PCとして使うには、プリンターの接続が欠かせませんが、メーカーから提供されるプリンタードライバーはWindowsやMacOS用がほとんどで、たとえLinix用のドライバーが公開されていても、x86向けのものばかりで、ARMのRaspberry Piで動くものは限られています。そこでメーカーではなく、有志によって提供されたプリンタードライバーのライブラリから適応するものを選択して接続する仕組みが【STEP-45】でインストールしたCUPSに併せてインストールされたいくつかのライブラリです。古いプリンターや海外向けのプリンターが多く、最新機種で対応するものがあまりありませんが、現在、Raspberry Piに対応している国内主要メーカーのプリンターを下に一覧で表示しました。モデル名に一致しているものがなくても、近似するモデルのドライバーをインストールして印刷ができる場合もあります。
Epson
Canon
brother
ドライバーライブラリの拡張
上記のプリンタードライバーのリストは、【STEP-45】でインストールしたCUPSと印刷設定ツールの他に下記に示すプリンタードライバーの開発ライブラリをインストールした上で表示されたものです。
プリンタードライバーの開発ライブラリは、スタートメニューから「設定」→「Add / Remove Software」を開き、画面左上の検索枠に”cups”と入力して、「Enter」キーを押し、右ペインに表示される2つの”development files for Gutenprint ***”にチェックを入れてインストールします。