【STEP-72】MPDクライアントCantata【音楽CD作成編】

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CantataのCustom Action設定を使って右クリックメニューにアプリを登録することで、Cantataだけでは不可能な機能を追加することができます。これによって、Cantataとタグ編集アプリEasyTAGの連携ができたので、【STEP-47】で紹介したCD/DVD書き込みアプリBraseroでも試してみたところ、そのままではうまく機能しませんでした。ところが、Rhythmboxという音楽アプリにプラグインとして組み込まれたBraseroなら使えることが分かったので紹介します。

Rhythmbox-plugin-cdrecorderのインストール

スタートメニューから「設定」→「Add  /  Remove  Software」を開き、画面左上の検索枠に”rhythmbox”と入力して「Enter」キーを押すと、しばらくして右ペインに検索結果が表示されます。右ペインの”burning plugin for rhythmbox music player”のチェックボックスにチェックを入れ、画面右下の「Apply」ボタンをクリックします。

「認証待ち」画面に続いて「認証」画面が現れるので、【STEP-09】で設定したパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。

インストールが終わったら、この3つのソフトウェアのチェックボックスにチェックが入っていることを確認して「OK」ボタンをクリックして閉じます。

CantataのコンテキストメニューにRhythmboxを登録する

Cantata画面のメニューバーから「Edit」→「Preferences」をクリックします。

現れた「Configure」画面で左ペインの「Custom Action」を選択し、「+Add」ボタンをクリックします。

「Add New Command」画面が現れるので、項目「Name:」の入力欄に”burn CD”と入力します。

スタートメニューから「サウンドとビデオ」→「Rhythmbox」を右クリックして出てくるメニューから「Properties」を選択します。

「ファイルのプロパティ」画面が現れるので、タブ「デスクトップエントリ」の項目「コマンド:」の入力欄のテキストを全て選択し、右クリックして出てくるメニューから「コピー」を選択します。

「Add New Command」画面に戻って、項目「Command:」の入力欄で右クリックして出てくるメニューから「貼り付け」を選択します。

「OK」ボタンをクリックして閉じます。

「Configure」画面も、「OK」ボタンをクリックして閉じます。

「ファイルのプロパティ」画面は「キャンセル」ボタンをクリックして閉じます。

Rhythmboxの設定

音楽CDを作る為、ブルーレイドライブに何も書き込んでいないCD-Rをセットして、ふたを閉じると「リムーバブルメディアの挿入」画面が現れますが、「キャンセル」ボタンをクリックして閉じます。

プレイリストを右クリックして出てくるメニューから「Custom Action」→「burn CD」を選択します。

するとRhythmboxが起動して、いきなり大音量でプレイリストが再生されたので、ツールバーの一時停止ボタンをクリックしました。

画面右上の歯車アイコンをクリックして出てくるメニューから「設定」を選択します。

「Rhythmbox設定」画面が現れたら、タブ「全般」の項目「一覧に表示する項目」の「制作年」のチェックボックスにチェックを入れます。

タブ「再生」を飛ばして次のタブ「ミュージック」をクリックします。

項目「ライブラリの場所」の「参照」ボタンをクリックします。

「ライブラリの選択」画面が現れたので、MPDクライアントCantata【インストール編】でMusicフォルダとして指定したのと同じ音楽専用ハードディスクを選択しました。

音楽専用ハードディスクに作ったフォルダ「music」を選択して「Open」ボタンをクリックします。

「Rhythmbox設定」画面に戻って、項目「フォーマット」の”▼”をクリックして出てくるメニューから「FLAC」を選択します。

次のタブ「Podcast」をクリックします。

タブ「Podcast」で変更する必要がなければ「Close」ボタンをクリックして閉じます。

Rhythmboxに取り込まれたプレイリストから音楽CDを作成

CantataからRhythmboxに取り込まれたプレイリストのタイトルを「Shift」キーを使って全て選択した状態で、右クリックして出てくるメニューから「キューに追加する」を選択します。

Rhythmboxのサイドバーで「再生キュー」を選択します。

曲は全て取り込まれたのですが曲順がズレていたのでドラッグアンドドロップで修正しました。移動中は楽譜アイコンが表示されるようです。

曲順が決まったら、Rhythmboxの「プレイリスト」ボタンをクリックして出てくるメニューから「音楽CDの作成…」を選択します。

Braseroが起動して「新しい音楽用ディスクのプロジェクト」が開き、プレイリストが正しい曲順で表示されていたので、画面右下の「書き込む」ボタンをクリックしました。

すると「Brasero」画面が消えて、「ドライブのプロパティ」画面が現れるので、項目「書き込み速度」の”▼”をクリックして”4.0× (CD)”を選択します。

項目「オプション」でチェックの入っていない「書き込みが完了した後もディスクを開いたままにする」のチェックボックスにチェックを入れます。

「書き込む」ボタンをクリックします。

画面が「CDの書き込み」に変わって書き込みが始まります。

画面に「音楽CDの書き込みが完了しました」と表示が出たら、「閉じる」ボタンをクリックして閉じます。

Brasero画面右上の「×」をクリックして閉じます。

書き込みが終わるとイジェクトしてしまったので、再びふたを閉じると「リムーバブルメディアの挿入」画面が現れました。実行したい動作でAudaciousを選択して「OK」ボタンをクリックします。

Audaciousが起動して1曲目から再生されました。タグ情報がでたらめですが再生チェックなのでよしとします。