Fabshopオリジナル「PROTOTYPE WORK BOARD」をMakerFaire NewYork 2018に出展

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MakerFaire NewYork 2018にPROTOTYPE WORK BOARDを出展!

2018年9月22日(土)~23日(日)の2日間、ニューヨークの科学ホールで毎年行われているMakerFaire NewYork 2018 にFabshopとして初めてオリジナル商品である「PROTOTYPE WORK BOARD」を出展しました!

MakerFaireは米国を中心に世界各地で行われている「ものづくりの祭典」です。多くの個人から企業までが参加し、自分たちのアイデアを披露しています。

Fabshopのブースには2日間でのべ2,500人を超える人たちが訪れました。

PROTOTYPE WORKBOARDとは?

米国では現在STEM教育は盛んにおこなわれており、年々その規模も大きくなっており、MakerFaireに参加する子供向けの教育教材を取り扱うスクールや企業も増えてきています。中でもその中核を担っているのが低価格なコンピュータである「ラズベリーパイ」です。Fabshopでも発売当初から新しい時代のモノづくりに必要なコンピュータとして注視してきました。

ラズベリーパイで使える教材を開発する中生まれたのか今回出展した「PROTOTYPE WORK BOARD(プロトタイプワークボード)」です。これはFabshopのスタッフが机の上で作業するためにコンパクトにまとめて、小さいマイコンをしっかり固定しておくボードとして開発し、改良を重ねてきました。

ラズベリーパイを使って回路を組んだり、何かの試作品を作ろうとするとき、沢山の電子部品やブレットボード、周辺機器などが必要になります。それらをコンパクトにまとめて小さいスペースで開発できるのがプロトタイプワークボードです。まさに試作品を作るのに最適なボードで、一般家庭や学校、研究室などでの利用を想定しています。

例えば、開発の途中で場所を移動しなければならなくなったり、数日間に渡って開発する場合に組み上げた回路をそのまま維持しておきたいときなどに役立ちます。

子どもから大人まで自宅で試作品開発!

自宅でのプログラミング学習や電子回路の制御などの学習の際にも大きな手助けとなるのがPROTOTYPE WORK BOARDです。食卓で学習を始めてしまっても、夕食の時間になったらボードをもってそのまま片付けもできます。続きはまた食卓が片付いたらできますし、気分を変えて今のテレビの前で作業するかもしれません。

MakerFaire NewYorkでも大好評!

私たちFabshopスタッフはこのPROTOTYPE WORK BOARDを初めて海外に持ち出しました。多くのメーカーズの目にどのように映るか、とても心配しながらニューヨーク入りしましたが、結果「大盛況」で「大好評」を頂きました。

まず、多くのメーカーが同じ悩みを持っているという事がわかりました。ラズベリーパイとブレットボードなどを配線し始めて複雑な回路になると配線も多くなってきます。いつの間にかブレットボードを複数使う場合もあり、その後移動しようとする時に大変な事になるという事です。

  

プロトタイプワークボードの仕組みをニューヨーカーに説明していくと、説明を初めてすぐに全てを理解し、「こんなこともできるだろう?」「あんなこともできるだろう?」と”新しい活用方法やアイデアがどんどん湧き出てくる製品だ”と好評をいただきました。 ちょっと説明するだけですべてを理解し、活用方法をすぐにイメージできる人が殆どという状況を見ると、米国でのラズベリーパイやマイコンの普及、STEM教育が進んでいることがうかがえます。

私たちはいくつかのサンプルも展示し、子どもたちがワークボードを組み立てて遊べるワークショップも開催したこともあり、大人から子供まで2,500人を超える人が当ブースに訪れてくれました。日本からの出展はさほど多くないため、日本のプロジェクトであることをPRするために、「和」をイメージしたアイテムやサンプルも用意したところ、こちらも大好評をいただきました。

2日間もあっという間に過ぎてしまい、多くの教育者の方から発売後送ってほしいと予約も沢山いただきました。来年中の発売を目指して、今回得た情報も盛り込んでさらにヴァージョンアップを繰り返していきたいと思います。