【STEP-74】でRaspbian Stretch Liteを書き込んだmicroSDカードを初めて起動したときに、実行しておく更新、デスクトップ環境と日本語フォントのインストール手順を詳細に紹介します。
ファームウェアとカーネルモジュールの更新
Raspbian Stretch LiteのイメージをコピーしたmicroSDカードをRaspberry Piのカードスロットに挿入して起動すると、いつものデスクトップが開かずにCUI画面上で「raspberrypi login:」とユーザー名の入力を求められるので、既定のユーザー名:”pi”を入力します。続けて「Password:」と表示が出たら既定のパスワード:”raspberry”を入力します。
プロンプトが返ってきたら、新しいファームウェアを有効化する為、再起動します。
reboot
OSの更新
再起動して再びログインしたら、OSを構成するパッケージのリストを最新のものに更新します。
sudo apt update
プロンプトが返ってきたら、アップデートされたパッケージ構成に基づいてパッケージを更新します。
sudo apt dist-upgrade -y
更新が終了して不要となったファイルを削除します。
sudo apt clean
プロンプトが返ってきたら、再起動します。
reboot
デスクトップ環境PIXELのインストール
sudo apt install raspberrypi-ui-mods lxterminal gvfs -y
不要となったファイルを削除します。
sudo apt clean
プロンプトが返ってきたら、再起動します。
reboot
Raspberry Piの設定
再起動して「Login」画面が現れたので、既定のユーザー:”pi”と既定のパスワード:”raspberry”を入力して「Login」ボタンをクリックすると、いつものデスクトップが表示されました。但し、スタートメニューを開いても、これしかアプリがありませんが、何故かScreenshotがありました。
スタートメニューから「Preferences」→「Raspberry Pi Configuration」をクリックします。こちらにもScreensaverが何故かあります。普通のRaspbianにもないのに
現れた「Raspberry Pi Configuration」の項目「Auto Login:」で「As current user」のチェックボックスにチェックを入れます。
続いて、項目「Splash Screen:」で「Disabled」のラジオボタンをクリックします。
項目「Underscan:」で「Disabled」のラジオボタンをクリックします。
タブ「Localisation」をクリックします。
「Set Locale…」ボタンをクリックします。
現れた「Locale」画面の項目「Language:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから「jp(Japanese)」を選択します。
項目「Charactar Set:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから「UTF-8」を選択します。
「OK」ボタンをクリックして「Locale」画面を閉じます。
「Set Timezone…」ボタンをクリックします。
現れた「Timezone」画面の項目「Area:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから「Asia」を選択します。他に「Japan」もありますが、こちらは選択しません。
項目「Location:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから「Tokyo」を選択します。
「OK」ボタンをクリックして「Timezone」画面を閉じます。
「Set Keyboad…」ボタンをクリックします。
現れた「Keyboad」画面の項目「Layout:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから「Japanese」を選択します。
項目「Variant:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから、お使いのキーボードの仕様に合ったものを選択します。
「OK」ボタンをクリックして「Keyboad」画面を閉じます。
「Set WiFi Country…」ボタンをクリックします。
現れた「WiFi Country」画面の項目「Country:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから「JP Japan」を選択します。
「OK」ボタンをクリックして「WiFi Country」画面を閉じます。
「Raspberry Pi Configuration」画面に戻ったら「OK」ボタンをクリックします。
「Reboot needed」画面が現れたら、「Yes」ボタンをクリックして再起動します。
Chromiumのインストール
再起動後は「Login」画面も現れずにデスクトップが表示されましたが、スタートメニューを開いたところ、豆腐フォントが並んでいました。日本語フォントが入っていないようです。
ブラウザもなくては不便なので、LXTerminalを起動してChromiumをインストールします。画面上の日本語が全て豆腐フォントになっています。
sudo apt install chromium-browser -y
プロンプトが返ってじたら、不要ファイルを削除しておきます。
日本語フォントNo Tofuのインストール
続けて日本語フォントNotoSansCJKjpをインストールします。
sudo apt install fonts-noto-cjk
不要ファイルを削除しておきます。
sudo apt clean
プロンプトが返ってきたら、再起動します。
reboot
再起動後はスタートメニューの豆腐フォントがなくなりました。