通常版のRaspbianでは、以前の記事【STEP-38】でSWAP領域の拡大を推奨しましたが、Lite版のRaspbianでは常駐アプリも限られていて1GBのメモリーにも余裕があるので、音楽再生時のCPUの負荷変動を極力抑える為、あらかじめSWAPを無効化しておきます。
SWAPを停止する
「LXTerminal」を起動し、現状のSWAPの設定を確認します。
swapon -s
Sizeが100MBで設定されていますが、現状では全く使われていません。
試しに次のコマンドを打ち込んでみました。
swapoff
すると、使用方法が表示されて、無効化するには” -a”のオプションを付ければいいと出ています。
早速、そのコマンドを打ち込んでみました。
sudo swapoff -a
もう一度、現状のSWAPを確認してみます。
swapon -s
何も表示されずにプロンプトが返ってきました。
このコマンドでも、現状のSWAPを確認してみます。
free -h
SWAPのSizeが0Bになっていました。
SWAPを永久に無効化する
ファイルマネージャを起動して「/etc/」を開き、dphys-swapfileを右クリックして出てくるメニューから「nano」を選択します。
カーソルを下に移動し、”CONF_SWAPSIZE=100(MB)”のところで止めます。
”CONF_SWAPSIZE=100(MB)”の”100″を”0″に変えます。
カーソルを更に下に移動し、”#CONF_MAXSWAP=2048(MB)”のところで止めます。
行頭の”#”を削除し、”CONF_MAXSWAP=2048(MB)”の”2048″を”0″にします。
できたら、(「Ctrl」+「O」) → (「Enter」) → (「Ctrl」+「X」)キーの順で保存します。
LXTerminal画面に戻って、再起動します。
reboot
再起動したら、再びSWAPの設定を確認します。
free -h
再起動しても、SWAPのSizeは0Bのままでした。