【STEP-96】MPDサーバー/クライアント環境でもCDのリッピングはやっぱりAsunder

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以前の記事【STEP-67】で、MPDクライアントCantataによるCDのリッピングを紹介しましたが、【STEP-44】で紹介したAsunderと比べるとCD情報のヒット率で遅れをとっていることは否めません。リッピング後にタグ編集で修正するにしても手間が掛からないに越したことはありません。その上、Asunderはリッピング時のフォルダ構成が実物のCDと一致しているので、今後はこちらでリッピングすることにしました。幸い、クライアント側でリッピングしたデータを保存するストレージ(HDD)は、MPDサーバーと共用しているのでデータベースを”Refresh”することで簡単に同期させることが可能です。

Asunderの設定の見直し

ブルーレイドライブにリッピングするCDをセットしてカバーを閉じると、「リムーバブルメディアの挿入」画面が開くので、「実行したい動作」で”Asunder CD Ripper”を選択して「OK」ボタンをクリックします。

起動した「Asunder」画面のツールバーから「設定」ボタンをクリックします。

以前の記事【STEP-44】で設定したときとは、音楽保存ストレージのマウント先が違うので、「リセットされます」と言ってきました。

現れた「設定」画面のタブ「全般」で「保存先フォルダ」下の”▼”をクリックします。

プルダウンメニューの「その他…」をクリックします。

現れた「保存先フォルダ」画面の左上にある「<」ボタンをクリックします。

更に画面左上の「□」ボタンをクリックします。

右ペインの”mnt”をダブルクリックします。

右ペインの”mpd”をダブルクリックします。

右ペインの”music”を選択して「開く」ボタンをクリックします。

「設定」画面に戻ったら、項目「保存先フォルダ」が”music”になっていることを確認してタブ「ファイル名」をクリックします。

項目「アルバムのディレクトリ:」が”アーティスト(名) – アルバム(CDタイトル)”で、項目「音楽ファイル(名):」が”トラック番号 – 歌(楽曲)のタイトル”とすることで、ファイル構造が現物のCDと一致します。その他の情報は全てタグ情報に記載することでMPDクライアントからどのようにでもソートできるので、”ジャンル”や”アーティスト”別のディレクトリ(フォルダ)を設ける必要はありません。クラシックの場合などは”作曲家”などのタグが重要になりそうです。

確認できたら、次のタブ「エンコード」をクリックします。

タブ「エンコード」では、”FLAC”のチェックボックスにチェックを入れて、圧縮レベルのスライドバーを左端に寄せておきます。音楽保存ストレージの容量に十分な余裕があれば”WAV”のチェックボックスにもチェックを入れておけば、2つのエンコードで同時にリッピングすることができます。設定ができたら次のタブ「詳細」をクリックします。

タブ「詳細」では、CD情報の取得先とリッピング方法について指定します。「インターネット接続にHTTPプロクシを使う」のチェックボックスにチェックを入れて、「サーバ:」の入力欄を”freedbtest.dyndns.org”、「ポート:」の入力欄を”80″で上書きします。「」のチェックボックスに既定で入っているチェックを外します。設定できたら「OK」ボタンをクリックします。

CDから音声ファイルをリッピングする

Asunder画面に戻ったら、ツールバーの「CDDB 検索」をクリックします。

CDデータベースからの情報が反映されるので、「吸い出す」ボタンをクリックします。

リッピング中は、「吸い出し」画面で進捗状況が表示されます。

リッピングが終わると、画面に「*個(曲)のファイルを作成しました」と表示されるので、「閉じる」ボタンをクリックして閉じます。

画面右上の「×」をクリックしてAsunderを終了します。

ファイルマネージャを起動し、音楽保存ストレージをマウントした”/mnt/mpd”下の”/music/CDタイトル名”を開くとCD収録の音声ファイルとプレイリスト(.flac.m3u)ができていました。

アルバムカバーの画像ファイルを取得する

Cantataを起動したら画面タイトルが”Cantata (Personal:ローカル環境)”であること確認した上で、メニューバーから「Music」→「Refresh Database」をクリックします。

ツールバーの下で「Refresh MPD Database?」と確認メッセージが現れるので、「Refresh」ボタンをクリックします。

データベースの更新が終わると、「Library」にリッピングしたアルバム(CD)が表示されますが、アルバムカバーがありませんでした。そこで、アルバムを右クリックして出てくるメニューから「Set Image」を選択します。

アルバムカバーの選択画面が現れたので、「Search」ボタンをクリックしましたが何も出てきませんでした。

仕方がないので自分で探すことにして、検索窓のテキストを全て選択し、右クリックして出てくるメニューから「コピー」を選択します。

ブラウザを起動し、検索窓にコピーしたテキストを貼り付けて検索します。検索カテゴリの”画像”をクリックします。

検索結果からふさわしいもの選択してクリックします。

関連画像の一覧が表示されたら、「表示」ボタンをクリックします。

リンク先のページが表示されるので、探していた画像をクリックします。

更にリンク先のページが表示されるので、画像をクリックします。

拡大された画像が表示されたら、画像を右クリックして出てくるメニューから「名前を付けて画像を保存」を選択します。

現れた「ファイルを保存」画面の項目「名前:」の入力欄で右クリックして出てくるメニューから「貼り付け」を選択し、アルバムカバーの選択画面でコピーしたアルバム名を入力します。

項目「名前:」にアルバム名が貼り付けられましたが、拡張子(.jpeg)がこのままではアルバムカバーとして使えません。

画面右下の「*.jpeg ▼」の”▼”を右クリックして出てくるメニューから「すべてのファイル」を選択します。

拡張子を”.jpg”に変更し、保存先の左ペインが「Downloads」になっていることを確認して「Save」ボタンをクリックします。

アルバムカバー選択画面に戻ったら、「Search」ボタン右のフォルダボタンをクリックします。

現れた「Load Local Cover」画面の右ペインで”Downloads”をダブルクリックします。

フォルダ”Downloads”が開くので、先程保存した画像を選択して「開く」ボタンをクリックします。

アルバムカバー選択画面に戻ると、選択した画像が表示されているので、「OK」ボタンをクリックします。

リッピングした音声ファイルをMPDサーバーのUSBDACから再生する

「Library」のアルバムにアルバムカバーが表示されているのが確認できたら、ここまでのデータをPMDサーバーにも反映させる為、メニューバーから「Edit」→「Preferences」をクリックします。

現れた「Configure」画面の項目「Collection:」の入力欄右の”▼”をクリックして”mpd 1”を選択します。

項目「Collection:」が”mpd 1”になっていることを確認して「OK」ボタンをクリックします。

Cantataの画面タイトルが”Cantata (mpd 1)”であることを確認して、メニューバーから「Music」→「Refresh Database」をクリックします。

ツールバーの下で「Refresh MPD Database?」と確認メッセージが現れるので、「Refresh」ボタンをクリックします。

データベースが更新されると、MPDサーバーの「Library」にもリッピングしたCDがカバーイメージと共に表示されました。アルバム右の”▶”をクリックするとキューエリアにアルバム収録曲がコピーされてMPDサーバーのUSBDACを通して再生が始まりました。

サイドバーの「Info」をクリックすると、左ペインに再生中のアルバムのアーティスト情報が表示されます。