プログラミング未経験OK!MicroPythonの基本文法4選を解説

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プログラミング言語に「MicroPython」というものがあるのは分かったけど

「MicroPythonで、小さなコンピューター(マイコン)を思い通りに動かすことができる」
ということを過去の記事で説明しました。

↓ 過去の記事をまだチェックしていない方はこちらから見てみて下さいね。

 

でも、MicroPythonを何も知らないで本当にプログラミングなんて出来るの?

と不安に感じている方も多いと思います。

そんな方に、今回MicroPythonの文法がどういうものなのかを分かりやすく解説していきます。

しかし!

最初からプログラミング言語(MicroPython)の文法と言われても正直難しいです。
初めての人が覚えていくのは、実際にプログラミングを行っているときで、自分でコードを真似て書いて、そのあとにプログラムを自分で変えてみたりして、少しずつ覚えられるようになります。

なので、この記事では「MicroPythonってこうやって書くんだ」「こういう文法があるんだ」くらいに気軽に読んでもらえたらと思います。

ちょっと英語だらけで嫌になってしまいそう・・・という方はこの記事はスルーしてもらっても大丈夫です。

それでは、MicroPythonの基本を見ていきましょう。

MicroPythonの基本文法

1. 画面にメッセージを表示する print()関数

画面にメッセージを表示させたいときに使います。

print(“Hello, MicroPython!”)

このコードを実行すると、”Hello, MicroPython!”というメッセージを表示させることができます。

何か表示させたいときはprintを使って、表示させたいメッセージを( )で囲います。

2. データを保管する「変数」

変数とは、データを格納するための箱のようなものです。

message = “Hello, MicroPython!”
print(message)

ここでは、”message”という名前の変数に”Hello, MicroPython!”という文字列を代入しています。

なので、2行目のprint(message)は、1と同じプログラムで、”Hello, MicroPython!”というメッセージを表示させることができます。

変数を使うことで、プログラムはより柔軟で、複雑な処理をこなせるようになります。

3. 条件によってプログラムを分岐させる「条件分岐」

“if”文を使って、条件によってプログラムの動作を変えることができます。

temperature = 25

if temperature > 30:
print(“暑いですね!”)
else:
print(“過ごしやすい気温です。”)

このプログラムは、まず、2で紹介した変数を使用して、
“temperature”という名前の変数に”25”を代入しています。

次に、if(もし)temperature(この場合は25)の値が30より大きい場合は
「暑いですね!」というメッセージを表示させます。

else(そうでない場合)は「過ごしやすい気温です。」というメッセージを表示させます。

”if”文は、状況に合わせてプログラムを動的に変化させたい時に役立ちます。

4. 同じ処理を繰り返す「繰り返し処理」

同じ処理を何度も繰り返したい場合は、”for”文や”while”文を使いましょう。
今回は”for”文を紹介します。

for i in range(5):
print(“カウント:”, i)

このプログラムは、「カウント: 0」から「カウント: 4」までを順番に表示します。

  • for i in range(5): : これがfor文と呼ばれるもので、繰り返し処理を行います。
  • i : 繰り返し処理の中で変化する変数です。最初は0となり、繰り返すたびに1ずつ増えていきます。
  • range(5): 0から4までの数字を順番に生成する関数です。つまり、0, 1, 2, 3, 4 を順番に i に代入します。
  • print(“カウント:”, i) : 画面に “カウント: ” と i の値を表示します。

実行の流れ

  • i に 0 が代入されます。
  • print(“カウント:”, i) が実行され、”カウント: 0″と表示されます。
  • i に 1 が代入されます。
  • print(“カウント:”, i) が実行され、”カウント: 1″と表示されます。
  • 2~4を i が 4 になるまで繰り返します。
  • 結果として、画面には以下のように表示されます。

`for`文や`while`文を使うことで、効率的なプログラムを書くことができます。

今理解できていなくても大丈夫!

上記で、MicroPythonの基本文法4つをご紹介しました。
これらの要素は、これから電子工作でプログラミングをする上で大切になってきますが、今完璧に理解する必要はありません。
まずは、「MicroPythonってこんな風に書くんだ」という感覚を掴むことが大切です。

実際にコードを書いてみたり、他の人のコードを読んでみたりすることで、少しずつ理解が深まっていきます。
焦らず、楽しみながら学習を進めていきましょう。