マイコンで電子回路を組むときの必需品「ジャンプワイヤ」
Raspberry PiやJetson nano、Arduino、などコンピュータやマイコンを使って電子回路などを組む場合はブレットボードなどに配線をします。この時必要なものがジャンプワイヤです。
ジャンプワイヤは、QIというコネクタを使っていて、ピンの幅は2.54mmに対応したものです。
今回はこのJetson nano用のGPUクーラーのコネクタ交換して、QIコネクタの圧着器の使い方をご紹介します。今回のコネクタは1PINのものをそれぞれ作ります。
圧着器はAmazonなどで販売されているデュポンの圧着ペンチを購入してみました。このセットはコネクタキットとケーブル、オス・メスのコネクタに黒いソケットがついています。
ピンに被せる黒いソケットは1PINのものから、10PINのものまでそろっています。10線式のケーブルもついていますが、1.5mだけ入っているため、別途ケーブルは購入しておいた方が良いでしょう。
圧着ペンチの使い方は以下の動画で解説します。
セットには十分な量のコネクタとピンが入っています。
ケーブルは以下のようなものが別売りされています。
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段階的にロックされる構造を上手に利用しよう
シルバーのピンコネクタ部分はオスとメスがあります。このコネクタを圧着ペンチで挟んで圧着しますが、コネクタを固定するためにペンチを段階的にロックして丁度良い場所で押さえるのがコツです。
※ペンチはロックされたら最後まで握るとまた開きます。
以下の動画で見ていきましょう。
コネクタの形状を変更したり、自分の好きな長さにジャンプワイヤを加工できるため、マイコンでの開発を行う際にはとても便利です。モーターやセンサーなどの電子部品もコネクタ化することでマイコンでの学習がよりスムーズになります。
以下の動画では、オスーメスのジャンプワイヤを作ってみました。
コネクタを接続したら、黒いカバーソケットを差し込んで完成です。カバーソケットは手で簡単にはめ込めますが、逆に引っ張っても取れない構造になっています。
圧着器には下の写真のようにコネクタを差し込みます。
圧着できたコネクタをソケットに入れて固定します(写真はメス)
今回は1PINのものを作りましたが、2PIN以上のものも1PINずつ作り、最後にソケットに差し込んでいきます。
JST-XHコネクタも同様にして行います。
意外と簡単に作れますので、自分に必要な長さのものやオス・メス自在な組み合わせで作れるようにセットで持っておくと便利です。