一般名 | 作物名 |
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分類 | アブラナ科アブラナ属 |
発芽する地温 | 20~30℃ |
生育温度 | 20℃前後 |
生育条件
生育に適した温度は 15~25℃。生育温度は5~35℃と、暑さにも寒さにも強いですが、高温の時や日差しが強いときは、寒冷紗を使って調整します。
あまりに低温の状態が続くと、発芽に日数がかかったり収穫までに時間がかかってしまいます。
栽培のポイント
小松菜は苗ではなく種から育てます。収穫まで約1ヶ月で収穫できます。日当たりのよい場所を好み、乾燥には強いです。水やりは、種をまいてから芽が小さいうちは、丁寧に行います。芽がしっかりと根付いたら土の表面が乾いたらたっぷりと行います。
間引きは2回行い、追肥は2回目の間引きが終わったら行います。
週に1度、薄めた液肥を与えると質の良い小松菜を育てる事ができます。
小松菜を育てよう!
野菜の高騰によりご自宅で家庭菜園を始められる方も多くなってきました。
そんな家庭菜園初心者の方に、おすすめしたい野菜が小松菜です。小松菜は高温や低温にも耐えられる強くて育てやすい野菜です。
また、種まきから収穫するまで約1ヶ月と短期間で収穫できるのが魅力。
初めて小松菜を育てようという方は、害虫がつきにくい秋に始めるのがおススメです。
小松菜は栄養価が高いので積極的に摂って免疫力を高めましょう。
栽培環境の準備
土づくり
畑の場合
種をまく2週間以上前に、苦土石灰(1平方メートル当たり約100g)とよく腐熟した堆肥(1平方メートルあたり約3kg)をまいて耕しておきます。
次に、種をまく1週間前くらいに、化成肥料(1平方メートルあたり約150g)をまいてよく耕してから、畝(間隔は15cm)を作ります。
プランターの場合
プランターで育てる場合には何日も前から準備をする必要はなく、種まきをする当日で大丈夫です。
場所は風通しのよい所を選びましょう。
プランターの底に、鉢底石を敷き詰めてから野菜用の培養土を入れ、深さ約1cm の溝を2列作ります。
溝の間隔は15cmほどにします。
タネをまこう
あらかじめ作っておいた溝(深さ約1cm)に、約1cm の間隔をあけて種をまきます。
手でつまむほどの土で軽く土をかぶせます。
あとは、しっかりと水やりをしましょう。
この時、種が飛んでしまわないように優しく水やりを行います。
畑の場合は、種まきをした後に寒冷紗をかけておくと芽が揃います。
種まきをして、約3~4日で発芽します。
普段のお手入れは?
小松菜は乾燥に強いので、頻繁に水やりを行う必要はありません。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
間引き
良質な小松菜を育てるには間引きは欠かせません。
畑の場合
間引きは 2回行います。
1回目は、本葉が1~2枚になった時。株と株の間が 3~4cm 位になるようにします。
2回目は、本葉が3~4枚になった時。株と株の間を 5~6cm 位になるようにします。
プランターの場合
発芽が揃ったら1回目の間引きをします。
形の悪いものを選んで、葉が重ならないように間引いていきます。
本葉が3~4枚になったら、2回目の間引きを行います。
株と株の間は約5cm になるようにします。
間引きをした方がよいかな?と思う位に、大きくなってきたら間引きをします。
間引きは早めに行いましょう。
間引くときは、残す株元が一緒に浮いてこないように注意します。
追肥
追肥
畑の場合
2回目の間引きをしたら、水やりをするのと一緒に追肥を行います。
夏に種まきをした場合は必要ありません。
化成肥料は、1平方メートルあたり約25g をまいて、土と混ぜます。株に肥料がかからないように注意します。
種まきをする時期をずらしていけば、収穫する期間も長く楽しめます。その場合、収穫した後は追肥して土寄せするよにします。
プランターの場合
間引きをしてから1週間後に1回目の追肥をします。
化成肥料(10g)を全体にまいてから土を寄せます。
次の追肥は、1回目の追肥をしてから2週間後くらいに行います。以降は2週間おきに追肥します。
病虫害・病気
発生しやすい病気は、べと病、白さび病、炭そ病で、春と秋の雨が多い時期は注意が必要です。
対策としては、株と株の間隔を広めにとるようして風通しをよくしたり、雨に濡れない場所で育てるように工夫します。
発生したら早い段階で薬剤を散布します。
Twitter で白さび病にかかってしまった小松菜の投稿を見つけましたのでシェアします。
おはようございます!今朝も水戸は雨スタート。蒸し蒸しします。
ベランダの小松菜の葉っぱに白さび病がでましてね。
生き物も土もみんなバテる、疲れたら休みましょう。#ブログ更新 #小松菜 pic.twitter.com/OKRMJcpNob— てかと (@tkto345) July 3, 2017
べと病にかかると、葉が初めは薄い黄色のような状態になり、そのまま放置しておくと斑点が出てきます。葉から葉へ次々と伝染していくので早急に対処しましょう。
小松菜ではないですが、トマトの、べと病のツイートがありますので参考にしてください。
また薄曇り。
今年は梅雨明けしない 湿度高い 雨降り 曇天続き 日照不足で「こ奴」が大発生! そして湿度によるべと病。薬剤散布も効き目なく🥒はこんな状態に。まだ取りたいけど無理そう💧でも不思議と豊作に感謝✨
ミニ🍅、大玉🍅も最後の力振り絞って赤くなってる^^♪何度か食べたけど激うまw pic.twitter.com/ZJ7r7SKSeh
— 梨子(なしこ) (@chipn_riko) August 19, 2020
発生しやすい害虫は、アブラムシ、コナガ、ハムシです。
葉を食べてしまうので、早いうちに駆除します。
夏場や暖かい時期に種まきをする場合は、防虫ネットを使用して防ぎます。
収穫しよう!
草丈が20~25cm になったら収穫しましょう。
株ごと収穫するか根元をハサミで切り取ります。
小松菜は成長が早いです。収穫するタイミングを逃すと味が落ちてしまうので、時期になったら早めに収穫しましょう。