
一般名 | ミニニンジン |
---|---|
分類 | セリ科ニンジン属 |
発芽する地温 | 15度~25度前後 |
生育温度 | 18度前後が適す |
生育条件
日当たりのよい場所を選びましょう。
土壌酸度は中酸性から中性
栽培のポイント
冷涼な気候を好みますが、幼苗時は高温にも比較的強いので、家庭菜園では夏まきで秋~冬に収穫する栽培が最も適しています。
ニンジンのタネは吸水力が弱く、タネまき後に土が乾くと極端に発芽が悪くなるので、発芽まで乾燥させないように。土が酸性ほど生育が遅れるのでしっかりと苦土石灰をまきます。
ミニニンジンを育てよう!
ミニニンジンの種まきの時期は、3月下旬から4月下旬くらいまでと、7月下旬から9月下旬くらいまでの2回あります。
ニンジンの種類は大きく長根種と短根種に分けられます。
ニンジンは緑黄色野菜の代表で、栄養価が高く、カロテン、ビタミンB2やC、葉酸、食物繊維などが多く含まれます。カロテンには抗酸化作用があり、体内で一部はビタミンAに変わります。
ミニニンジンはサラダなどの生食用に向いています。
タネをまこう
3.
タネまき用のスジに、タネが重ならないようにすじまきにします。
発芽後に間引きをするので、タネとタネの間隔は気にしません。
4.
タネに土を被せます。
タネまき用のスジの両側から指で土をつまむように土を被せます。
タネと土が密着するように、手のひらで軽く押えます。
注意!
ニンジンは好光性種子と言って、発芽をするときに光を必要とするタネです。
あまりたくさん土をかぶせてしまうと、発芽しにくくなるので注意しましょう。
普段のお手入れは?
間引きを2回と、追肥を1回します。
間引きをします。
1回目
本葉が2枚から3枚になったころに、密集しているところを2㎝から3㎝の間隔になるように間引きをします。
2回目
本葉が10枚くらいになったら株間10㎝くらいに間引きます。
追肥をします。
追肥は2回目の間引きの時に、1株につき3gから5gくらい化成肥料を施します。
追肥をした後は、周りの土をミニ熊手のようなもので軽くほぐしておきます。
病虫害、ここに注意!
生育の初期の段階では、立枯病やネキリムシ、ヨトウムシなどの害虫による食害に注意します。
育生の中期以降からは、葉が白くなってしまううどん粉病やアブラムシやキアゲハの幼虫に注意します。見つけたら駆除します。
収穫しよう!
ミニニンジンは直径が手の親指くらいの太さになったら収穫時期です。
長さはおよそ10㎝くらいが収穫するにはいいサイズです。
ミニニンジンの収穫は、葉の根元あたりをもって引き抜きます。
ミニニンジンが引き抜きにくい場合は、周りの土をスコップで少し掘ってから引き抜いてみましょう。
無理に引き抜いてしまうと途中で折れてしまいます。
収穫をしていると、たまに変な形をしたミニニンジンを収穫することが出来ます。
これはニンジンが成長するときに、土の中に石などの障害物があるとそれを避けて成長するので変形したミニニンジンが出来てしまいます。
これを防ぐには種まきをする前に行う土を耕すときに、できるだけ石などの異物を取り除くこが必要です。
収穫時期が遅れてしまうと、根が大きくなりすぎてしまって割れてしまうことがあります。
今回の収穫では、収穫時期を大幅に遅れてしまいましたが見た目では割れてしまっているものはありませんでした。
収穫したミニニンジンのサイズは20㎝くらいと大きめのサイズになってしまいました。
サイズは大きいですが、問題なく食べることはできます。

