家庭菜園を始めるにあたって
Fabshopでは、様々なモノづくりを紹介していますが、新しく家庭菜園をテーマにした「Fabshop Garden(ファブショップガーデン)」を始めることになりました。
知識も経験もほぼゼロからのスタートなので道具も必要となり、色々と揃えていかなければいけません。
今回はまず最初の段階である「土作り」をするために、固い土地を耕すために「耕運機」を導入する事になりました。
どんな耕運機が良いのか、5種類をピックアップして比較してみました。
家庭菜園用耕運機選定のポイント
今回の耕運機選定にあたってはいくつかの条件を設定して選定してあります。まず家庭菜園の想定としては自宅の庭などの家庭菜園を想定しています。また手軽に出来る事を想定しているため、ガソリンなどの危険物を使わずに、かつ軽量な電動式のものを選定しています。これですと自宅から離れたところにある菜園など電源が取りにくいところでは動作が難しくなりますが、自動車などから電源をとれるようにしたり、発電機などを活用するなどの方法も併せてご紹介します。
家庭菜園用の耕運機5種類
アルミス 耕運機 AKT-1050WR
重量 | 約12.5kg |
寸法 | 約(幅)390mm×(奥行)400mm ※ハンドル含まず |
コードの長さ | |
消費電力 | 1050W |
電圧・周波数 | AC100V 50/60Hz |
回転数 | 300rpm/分 |
耕運面積 | 約20坪(目安 30分) |
耕運幅 | 約30cm |
耕運深さ | 約10~20cm |
安全装置 | 二重安全ロックスイッチ仕様 |
付属品 | 10m延長コード付き |
備考 | 耕しやすい「ナタ刃」。電気代が約13円(目安30分) |
高儀 EARTH MAN 電動耕運機 GCV-1050A
重量 | 約10.8kg(本体のみ) |
寸法 | 約 長さ 395mm×幅385mm×高さ1320mm |
コードの長さ | 約0.3m |
消費電力 | 1050W |
電圧・周波数 | AC100V 50/60Hz |
回転数 | 無負荷回転数 約275min-1 |
耕運面積 | |
耕運幅 | 約300mm |
耕運深さ | 約110mm |
安全装置 | 安全ロックボタン |
付属品 | 延長コード10m |
備考 | 製造国:中国。ハンドル分割式でコンパクトに収納。 |
高儀(Takagi)充電式耕運機 EARTH MAN 36V GCV-360LiA
重量 | 約10kg(バッテリーパック含む) |
寸法 | 約 長さ380mm × 幅370mm × 高さ1360mm |
コードの長さ | コードレスの為、不要。充電器のコードは約1.8m |
消費電力 | |
電圧・周波数 | AC100V 50/60Hz |
回転数 | 約160min-1 |
耕運面積 | 約18坪(60㎡)目安 35分 |
耕運幅 | 約300mm |
耕運深さ | |
安全装置 | 安全ロックボタン |
付属品 | 収納バッグつき |
備考 | 製造国:中国。約70分の急速充電。充電式コードレス |
リョービ(RYOBI)電気カルチベータ(耕運機)ACV-1500 663100A
重量 | 18.5kg |
寸法 | 本体 長さ 1,050mm × 幅 480mm × 高さ 965mm
収納時 長さ 740m × 幅 480mm × 高さ 570mm |
コード長さ | 0.36m |
消費電圧 | 1,400W |
電圧・周波数 | 単相100V 15A |
回転数 | ー |
耕運面積 | ー |
耕運幅 | 360mm |
耕運深さ | 280mm |
安全装置 | ー |
付属品 | 延長コード10m 2本付き。抵抗棒(車輪組立)。巻き込み防止ガイド。コードストラップ(ベルトフック付き) |
備考 | 方向転換に便利な2段変速。 |
高儀 GREEN ART 電動耕運機 菜援くん 800W GCV-110
重量 | 本体のみ 約7.3kg |
寸法 | 約 長さ250mm × 幅 310mm × 高さ 1,290mm |
コード長さ | 0.3m |
消費電力 | 800W |
電圧・周波数 | AC100V 50/60Hz |
回転数 | 約400min-1 |
耕運面積 | ー |
耕運幅 | 約280mm |
耕運深さ | ー |
安全装置 | ー |
付属品 | フレームパイプ上下×各1
ツマミ×4 ネジ×4 コードクリップ×2 コードフック×1 延長コード10m |
備考 | 製造国:中国 |
電源のとれない家庭菜園で耕運機を使うために
自動車のバッテリーを活用
自宅から離れた家庭菜園などでは電源がとれないため、これら電動の耕運機が使えなくなってしまいます。そんな時には「インバーター」と呼ばれる機器を車に取り付ければ家庭用電源を自動車から取ることができます。「インバーター」とは、通常自動車のバッテリーは「直流(DC)」と呼ばれる乾電池などと同じ電気の種類です。しかし家庭の壁などについているいわゆる「コンセント」とよばれているものは「交流(AC)」という種類のものです。そのため、直流(DC)から交流(AC)に変換して100Vを作ってあげなければなりません。これをインバータと呼びます。これらを接続する際には感電やショートなどに十分注意して接続してください。自動車を持っている方であればこの後に紹介する発電機を購入するよりは低価格で実現できるメリットがあります。
発電機を活用
発電機にもいくつか種類があります。一般的なのはガソリンを使用するタイプのものですが、最近ではカセットコンロ用のガスボンベを利用して発電するものもあります。自分の耕運機の出力電力に合わせて発電機を購入しましょう。発電機はとても重い造りになっていますから、運搬なども考慮して、タイヤ付きのものや別途キャリアなどを購入するなども検討しましょう。
注目した項目
数ある家庭菜園用に使える耕運機の中から5種類に絞って、価格、レビュー・評価数、性能に注目して選んでみました。
価格(最安値)は、高儀 電動耕運機 菜援くん 800W GCV-110。
レビュー・評価数で見てみると、高儀 の3機種がなぜか同じ評価数…?
性能は耕運幅はどれもあまり変わらない感じですが、深さも掘れる方が良い。となると、国産メーカーの2機種に絞れましたが、最後は価格とパワーのバランスをみて判断しました。
アルミス 耕運機 AKT-1050WR に決定!
耕運幅はどれも同じような感じでしたが、耕運深さが約20cmまで可能なことと、最後は国産ということも判断材料になりました。やはり出力も1050Wと高出力であるため、期待値も高くなります。
軽量だけどそこそこパワーもある耕運機なので、女性でも扱えそうです。これを使って土作りから始めたいと思います。
私たち Fabshop Garden のチームは、庭女(にわじょ)として活動しています。活動内容を公開していますので、良かったらご覧ください。