モールス信号を光で送るアクセサリ
「トン・ツー」と、短点(・)と長点(―)の組み合わせでアルファベットや数字を現すのがモールス信号です。映画「崖の上のポニョ」では、主人公の父親が船の上から家に向かって光でメッセージのやり取りをするシーンがあります。光などで表す場合は、点灯している長さなどで文字を相手に伝えることができます。
通常無線通信などでは、「音」としてモールス信号を送ります。音で表す場合は、短音と長音の組み合わせで作ります。
今回は木製のアクセサリとして、モールスボードを作成します。キーチェーンをつけて、バックなどに取り付けておくことで、照明としてだけでなく、モールス信号の学習や、コミュニケーションツールとしても使えます。
木の材質はMDFという、木材を繊維状にし、接着剤を配合して圧縮して成形した中密度繊維板を使います。レーザーカッターなどで加工が非常にしやすいというメリットがあります。
このモールスボードは、背面にモールス符号が表記されているため、初心者でもモールス一覧表を見ながらモールス信号を覚えられるという利点もあります。
▼使うキット
- 電池ボックス
- リチウムイオンボタン電池(CR2032 3V)
- 抵抗 22Ω 、33Ω
- 赤色LED
- タクトスイッチ
▼必要な道具
- ハンダセット(コテ・ハンダ、スタンド)
- ペンチ
- ニッパー
回路自体は非常に簡単な回路です。ブレットボード上で展開した図と回路図が下の図になります。
抵抗をあえて2本使っているのは、アクセサリのデザインとして抵抗を使ったためです。あえて違う抵抗値を使ったのは、色で抵抗値が違うという事を学んで欲しいという側面もあります。