Raspberry PiでのプログラミングもエディターはVisual Studio Code!【 アップグレード編 】

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以前の記事「Raspberry PiでのプログラミングもエディターはVisual Studio Code!【 インストール編 】」でインストールした統合開発環境Visual Studio Codeですが、Raspbianを”upgrade”すると起動することはできても操作できなくなってしまい困っていました。ところがようやく、直近の”update”でVisual Studio Codeの最新パッケージ”ver.1.28.0″が提供されるようになったので報告します。

Visual Studio Codeの現状バージョン

Raspberry PiでのプログラミングもエディターはVisual Studio Code!【 インストール編 】」でインストールしたcode-oss(Visual Studio Code)のメニューバーから「ヘルプ」→「バージョン情報」をクリックすると・・・

バージョンは、”1.14.0″となっています。

アクティビティーバーの1番下にある歯車をクリックして現れるメニューには、グレーアウトで「更新は利用できません」とあります。

Raspbianの更新

LXTerminalを起動して先ずは、ファームウェアとカーネルモジュールを更新します。

sudo rpi-update

プロンプトが返ってきたら、再起動します。

reboot

次にパッケージリストを更新します。

sudo apt update

「アップグレードできるパッケージ・・・。表示するには ’・・・’」とあるので実行します。

apt list --upgradable

リストの1番最初に「code-oss(Visual Studio Code)/xential 1.28.0-・・・1.14.0-・・・からアップグレード可」とありました。

sudo apt update

プロンプトが返ってきたら、アップグレードします。

sudo apt dist-upgrade -y

「いくつかのアーカイブを取得できません。・・・オプションを付けて・・・」と返されたので、試してみます。

sudo apt dist-upgrade -y --fix-missing

今度は無事にアップグレードできたので、プロンプトが返ったら、再起動します。

reboot

Visual Studio Codeの日本語化

再起動後、code-oss(Visual Studio Code)のメニューバーから「Help」→「About」をクリックすると・・・

バージョンは、”1.28.0″となっていました。

Raspberry PiでのプログラミングもエディターはVisual Studio Code!【 インストール編 】」でインストールしたときのVisual Studio Codeは、いきなり日本語で起動したのですが、”upgrade”したら英語表記になってしまいました。そこで、日本語表記化する為、アクティビティバーのExtensionsアイコンをクリックします。

サイドバーの”ENABLED”枠にインストール済の拡張機能が表示されています。

サイドバーの検索窓に”japanese”と入力すると、その下に関連する拡張機能が表示されるので、1番上にリストアップされた”Japanese Language…”の「Install」ボタンをクリックします。

インストールが終わると画面右下に「インストールした言語パックを有効化する為、VS Codeを再起動しますか?」との表示が現れるので「Yes」ボタンをクリックします。

ワークスペースの再設定

バージョン”1.14.0″から”1.28.0″の”upgrade”で拡張機能は継承されているようですが、日本語表示とワークスペースの設定が引き継がれていないようです。

サイドバーのの「フォルダーを開く」ボタンをクリックします。

「フォルダーを開く」画面が現れるので「Raspberry PiでのプログラミングもエディターはVisual Studio Code!【 デバッグ・実行編 】」で設定したワークスペース”Python”を選択して「OK」ボタンをクリックします。

ワークスペース”Python”を開いた状態で、アクティビティバーの歯車をクリックして現れるメニューから「コマンド パレット…」を選択します。

画面上の「コマンド パレット…」に”select”と入力すると、その下に文字列”select”を含むリストが表示されるので、その中から”Python: インタープリタを選択”を選択します。

選択後にちょっと間をおいてから、”current: /user/bin/python3.5”の下にPythonのリストが現われるので、このワークスペースで使う”python3.5.3 32bit″を選択します。

設定の確認とPythonプログラムの実行

設定を確認する為、サイドバーの”.vscode”の左にある”▶”をクリックして開きます。

画面が狭くて見にくいので、アクティビティバーのエクスプローラーをクリックしてサイドバーを閉じます。

2つあるファイルの内、”settings.json”をクリックして開きます。

エディター画面に「ワークスペースの設定」が表示されるので、「Raspberry PiでのプログラミングもエディターはVisual Studio Code!【 設定編 その2 】」で設定したファイルと同じであることを確認しておきます。確認できたら、タブ「ユーザー設定」をクリックします。

「ユーザー設定」が「Raspberry PiでのプログラミングもエディターはVisual Studio Code!【 設定編 その2 】」で設定したファイルと同じであることを確認しておきます。確認できたら、アクティビティバーのエクスプローラーをクリックしてワークスペースを開きます。

ワークスペースの”pigpio_h_ware_servo.py”をクリックして開きます。

エディター画面の何もないところで右クリック→「ターミナルで Python ファイルを実行」をクリックします。

日本語表記や操作方法がバージョン”1.14.0″とは少し違いますが、サーボモーターは180°フルスイングしました。