どんどん進化するラズベリーパイ!Raspberry Pi 4B はどうなった?
いよいよ進化するラズベリーパイ。3B + が発売されてからおよそ1年。さらに進化を遂げたRaspberry Pi 4Bが早くもリリースされました。今度のラズベリーパイはニーズに合わせてRAM(メモリ)サイズも選べるようになっています。どのように進化したのか見ていきましょう!
もはや個人用のパソコンはラズパイへ??
前回の3Bから3B+へのアップグレードとしては、CPUのスピードアップがメインでしたが、今回はあらゆる面でパワーアップされました。CPUのクロックアップはもちろんの事、RAMが1GB,2GB,4GBのいずれかを選択できるため、パソコンのようにソフトウェアでデータを作ることなどをメインで使いたいなら4GBメモリのものを選び、今までのようにIoTのガジェットとして使ったり、電子工作やプログラミングの学習用であれば、1GBないし2GBあれば十分というもの。
確かに、SDカードも大容量になり、Linux系のソフトウェアが沢山動作するので、GIMPなどの画像処理ソフトや3Dデザインのソフトウェアなどは動かしたいという要望は沢山あったと思います。
(image : Raspberrypi.org 公式サイトより)
主な変更をまとめると以下の通りです。
- CPU : Broadcom BCM2711 クアッドコアの64bit 1.5GHzへとクロックアップされました。
- RAM : 1G, 2G, 4GBの3種類から用途に合わせて選べるようになりました。
- USB :USB3.0を2ポートとUSB2.0を2ポート搭載
- HDMI: micro-HDMIポートを標準で2ポート搭載。4K出力、デュアルディスプレイが可能に。
- 5VPower : microUSBだった電源がUSB-Cコネクタに。
40ピンのGPIOや4PINサウンドなどは従来のまま搭載されています。
日本での発売は未定
高機能だけれども基本性能と価格はそのまま維持されていて、公式サイトでの告知は$35~となっていて、2GBモデルで45ドル、4GBモデルで55ドルとなっているため、各国これに準じた金額になっています。
公式サイトからは日本でのリセラーが選べなくなっているため、今後日本の正規代理店であるRSなどが販売を発表しています。
多様なニーズに対応した新型のラズベリーパイシリーズは、子どもたち専用パソコンとしてその地位を固めるかもしれません。