【Raspbian】" Stretch "リリース直後に分かったこと【続き】
前回の記事「Raspbianのメジャーバージョンアップ”Stretch”がリリース!」では、リリース直後のバグについて書きましたが、今回も引き続き、その後に分かったことを報告します。
先ずは何よりアップデートします。
sudo rpi-update
リリース(8/16)から1週間(8/23)の間にファームウェアが、”4.9.41″→”4.9.43″→”4.9.44″と2回もアップデートされました。
プロンプトが返ってきたら、再起動します。
sudo apt update
2つのパッケージがアップグレードできるということですが、次のコマンドで内容が表示されるとのことで実行しました。
apt list --upgradable
これを見るとアップグレードの対象が”lxpanel”とあるので、VNC有効時のタスクバー消失対策だといいのですが。
今回もアップグレードのコマンドは、次の通りです。
sudo apt -y upgrade
こちらもプロンプトが返ってきたら、再起動します。
再起動後は、 VNC有効時のタスクバー消失は発生していません。これで安心してVNCを使えます。
「ファイルマネージャ」の方はどうでしょうか。
”ドキュメント”と”Documents”が共存したままでした。
”Documents”には中身がありますが、”ドキュメント”は空っぽです。
イメージファイルを直接SDカードに書き込んだ“Raspbian Stretch”の「ファイルマネージャ」を開くと、メニューは日本語表記なのにディレクトリ名は全て英語表記で、もちろん”Documents”もダブっていません。
今度はタスクバーを右クリックしてみると、メニューが英語表記でした。 →
”Raspbian Jessie”での表記をその下に置きます。
「Panel Preferences」の中身も全て英語表記です。これはNOOBSからインストールした“Stretch”もイメージ書き込みの“Stretch”でも同じでした。
左側に“Stretch”、右側に”Jessie”のメニュー表記を置きます。
今のところ、“Raspbian Stretch”には言語設定とメニュー表記に関連がありません。既定で日本語フォントが入っていないことが理由のようです。
コマンド”apt-cache policy”で“Stretch”標準のリポジトリに含まれる各アプリケーションのバージョンを調べてみました。
“Inkscape”、”PHP”、”MariaDB”などのバージョンが進んでいて、”Jessie”のときのように”backports”を使わなくても最新版がインストールできます。
最後に次のコマンドで、”Raspbian Stretch”のバージョンを表示させてみました。
lsb_release -a