電池を入れても85g、超軽量のトイドローン
Tello(テロ)はRyze Tech社から発売されている軽量ミニドローンです。近年ドローンといえばあまり良いニュースが無く、航空法により規制されるようになってきましたが、このドローンであれば200グラム未満であるため200g以上のドローンのみに適用される改正航空法の規制対象外となるため、より自由に飛行することができます。(※ただし、ドローン飛行禁止法はすべてのドローンに適用されていることを忘れないでください。)
操作が簡単!子どもから大人まで!
おもちゃ屋さんで売っている低価格なドローンは飛ばすのが非常に難しく、特にホバリングなどは初心者では不可能なほど。ところがこのTelloは操作が非常に簡単です。対象年齢は15歳以上となっていますが、WiFiでスマートフォンとリンクされてスマホがコントローラとなって操作します。
アプリを起動して、Telloと接続し、離陸ボタンを押すと自動で飛び上がり安定してその場でホバリングします。着陸も同様に自動着陸で安全に着陸します。この安定した動作はDJI社のフライトコントローラー技術を使っているもので、ビジョンポジショニングシステムでは下方のセンサーにより安定した飛行を実現しています。
アクロバット飛行も簡単
Throw &Goでは手から空中にトスすると自動的にホバリングを開始し、8Dフリップ機能では画面をスワイプするとその方向へフリップ(宙返り)を行います。
実際に基本操作とフリップを試した映像が以下のものになります。
教育にも使えるドローン
このドローンはその飛行の安定性はもちろんの事、Tello EDUと呼ばれる教育用アプリも用意されていて、プログラミングによりドローンをコントロールできるという点が他のドローンにない大きな特徴です。SCRATCH、Python、SWIFTなどに対応していて、プログラミングによりドローンをコントロールすることで、ドローンとプログラミングの基礎を学ぶことができます。
iOSやAndroidでプログラミング
iOSとAndroid用にはアプリが用意されていて、プログラミングの学習がタブレットやスマートフォン上で可能です。Tello EDUアプリでは、Telloのコントローラとブロックで組むプログラミング学習キットが用意されています。。
低価格なドローン
これだけ高機能で安定飛行を実現しているドローンなのに価格も低価格。オフィシャルサイトで12,800円でTelloの教育用モデルTello EDUは16,800円。写真はバッテリーが3本と充電スタンド、ケーブルにプロペラガードと予備のプロペラが付いたTello Boostコンボ(損害賠償保険付)キットです。
Telloは電池が13分程度しかもたないため、バッテリーが3本ついているBoostコンボの購入がおすすめです。
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自撮りカメラドローンとしても!AIも。
Telloは家族でも楽しめるドローンです。ドローンの操縦が苦手な人でも安定した飛行性能とEIS(電子式映像ブレ補正)機能によりブレを抑えた動画撮影が可能です。EZショットでは360℃回転しながらの撮影や後方に上昇しながらショートムービーを撮影するUP&Awayなどが用意されています。
GitHubには他にもTello EDUで使える様々なサンプロコードが用意されています。高性能カメラからの映像を画像処理しAIを組み込んで様々な用途に利用できます。オブジェクト認識機能やトラッキング、3D再構築、コンピュータビジョン、ディープラーニングなどプログラム次第でTelloが様々な動作を実現していきます。
Telloで使えるサンプルコード(GitHub)
https://github.com/dji-sdk/Tello-Python